各役職であれこれ思うことを述べてみます。

これまでたくさんやりました。1戦1週間近くかかるのに我ながらどんなだよ、と思います。
ここらで自分なりに各役職で「こうやったら良くないかなぁ」と感じていることを、戦術論というのはおおげさですけど、つらつらとまとめてみようと思いました。
これが正しいというのではなく、初心者の方にアドバイスするとしたら「私はこう考えてプレーしていますよー」というのがご参考程度にはなるかなぁと。

基本の16人村で考えます。

はじめに

占い師決め打ちとか神狩人とか鬼ヅモ共有者とか如何にも華がありますが、結局村人と潜伏狼が主役だと思います。村側は潜伏狼発見を第一とし、騙りは潜伏狼を如何に逃がすかが全て。村人は狼探し+自分の白さ、狼は自分の白さ+仲間とのライン隠し。結局村人と潜伏狼の白さ対決が勝敗を分けるでしょう。

  • 村側のワンサイドになるのは灰村人がことごとく白い場合が多いです。白いなーと思う人を除いていくと狼が残り、序盤の消去法だけで勝負が決まります。
  • 狼側のワンサイドになるのは村側突然死多発を除けば、村側が"やっちゃった"場合。真とか白を決め打たれるのは非常に難しいですが、偽とか黒を決め打たれるのは結構簡単なんですよね…。

極論すれば『灰ガチバトルこそが本質』であり、占霊共は脇役と考えても良いでしょう。主役は村人と潜伏狼。狩人は滅多に表に出ませんから村人に含まれます。占霊共は灰ガチバトルのお膳立てをすることが村勝利に繋がるかと。16人村は村側有利だと思います。村側が変なことさえしなければ…。
特に占霊が村側に対してノイズを発すると狼側を利することになります。

狼側は明らかな村側のミスに助けられるか、騙りが余程上手く立ち回るか、LWが強烈な白さを発揮するか、何かが無いと勝てないでしょう。占い師と共有者がしっかりしていて、白い村人が何人かいればそれだけで狼が勝つのは至難です。狼側は何かが無いと勝てない、村側は大きなミスが無ければたいていは勝てる、と考えています。

明らかな村側のミスとは、村人大量突然死、占霊初日突然死、村騙りの撤回無し、信用取る気のない占霊、狩人の理解不能な護衛、不慣れまとめ役の無謀な独断、などです。

F国16人村で、明らかな村側のミス無しで狼側が勝つ条件は下記と考えます。
・初回もしくは4dの真占襲撃
・狩人が序盤で占いか吊りに当たる
・狂人の効果的な偽白もしくは偽黒判定
・LWが相当白い
これらの一つでも欠けると普通の村では狼勝利は難しいですね。
(例外として狼側の奇策の成功があります。普通はやらないことやって、幸運に恵まれてうまく転がった場合です。たいていは失敗しますのでここでは省きます。)

村人

能力者を騙ってはいけない、というような基本的なことは除いて。

  • まず思ったことは何でも言って良いです。慣れていなければなおさらです。整然とした発言を目指す必要はありません。推敲している内に迷いが生じて結局発言できない、なんてことになりかねませんから。でも1行発言は勿体無いのである程度はまとまった量で話しましょう。とにかく喋る、喋れば喋るほど良いです。できれば初日の占霊CO方針で喋るよりは、能力者真偽や灰の白黒で喋りましょう。
     
  • 誰が怪しいのか全然分からない場合、特に序盤は消去法が有効です。初日から黒い人を見つけるのは至難です。というか最初から黒い狼は滅多にいません。でも初日から白い人は結構います。「狼にしては発言が大胆」「疑われること占われることに無頓着に思える」「単独で考え悩んでいるように見える」と言った点です。ちょっとした白要素(非狼要素)を見つけて除いていけば、初日でも5択くらいにまでは比較的容易に絞れます。実はその中に狼2人というようなことはよくあります。
     
  • 非潜伏能力者と取れる発言はしない方が良いですが、余り気を使う必要は無いでしょう、真のブラフの可能性もありますので。もう、とにかく思ったことを何でも並べ続けることです。
     
  • そして疑われること、占われること、吊られることも仕事の内です。
    まず自分を疑う人を疑う(疑い返し)は外していることが多いです。「あなたは黒い」とはっきり言ってくる人がいれば、自信満々に間違えている村人の可能性大です。逆に「あなたは純白だ」とはっきり言ってくる人がいれば、当っている村人の可能性大です。
    残りの「白っぽいけど気になる」という類の曖昧な人が怪しいです。そして逆を返せば村人なら曖昧な考察は避けましょう。狼でないなら「出来るだけ敵は作りたくはないけど、吊れる人は確保したい」とは思わないはずです。どんどん灰に踏み込んで、白黒はっきりと予想しましょう。当ってるかどうかは無関係です。大胆に予想を外している人ほど白く見えたりしますから。
     
  • 疑われた時ほど開き直りが大事です。まず「自分はSGにされている」という類は言ってはいけません。自分を派手にロックオンしている人ほど村人の可能性大です。どんなに疑われても村人ならオドオドしてはいけません、それがさらなる疑いを呼びますから。
     
    そして占い先になった時が最も大事。白確する前に「占い1手無駄にした」とか「どうせ白確なんだから」という類も言ってはダメ。白確でもパンダでも占い1手無駄ではありません、灰が狭まりますから。占で白確定した村人ほど気楽なものはありません。襲撃されても能力者が無事ですから、大歓迎でしょう。
     
    「SGにされた、明日は白確か、占い1手無駄にしてゴメン」は占い先になった狼が村人アピールで良く言います。でも時々村人も言うんですよね。その場合偽占は喜んで黒出すでしょう。そしてその発言の黒さによって偽占が信用を勝ち得てしまいます。
    「あら、私占いですか、了解です。疑われているようですし反対する理由は無いです。もしパンダになったら頑張らないとですねー。さて灰考察の続きですが、…」という反応が白いかと。

共有者(表)

表に出た共有者。初日共1COのスタンダードなまとめ役。

  • もし自分の予想に自信があるなら、どんどん独断しましょう。村人を吊ってしまうことも多々あるでしょうから、墓下かエピで本人からの批判を受ける覚悟が必要ですが。「でも黒だと思ったんだよー」と言い切れるならOK。自信無く迷うなら独断は避けたほうが無難ですね。相方や確定白が自信満々に希望を出していたら乗ってみるのも良いでしょう。
    特に序盤はみんなあやふやな理由で希望を出しますから、自分の予想主体で構いません。終盤に向けては情報も増えてきてみんなの予想も精度が上がってきますから、自分が白だと思う人の希望は出来る限り尊重するべきですが。
     
    ただしみんなの希望が1人に集中してそれを独断で採用しなかった場合、翌日も同じ議論で前に進まないということになりかねません。目安として序盤は自分は2票、自信があるなら3票を持っていると考えるのが良いでしょう。中盤以降は違いますけど。最終日4人で自分は3票とかおかしいですから。逆にみんなの希望を集計して多数決をするのは公平に見えますが良くありません。村側と狼側の票を同等に扱っている点、村側である自分の希望を除いている点で。
     
    独断共有者と、村人&潜伏狼が主役というのは相反しません。主役達のガチの結果から決断をするのがまとめ役、と思います。
     
  • まとめ役の思考隠しは不要です。自分で出した議題に真っ先に回答を連投しても良いです。特に寡黙気味の村では有効かと。意見を求める形で議論が活性するでしょうし。追従するもしないも自由、追従の仕方で白黒考えることもできます。自分の考察に追従した人を白く見ようとか考えなければ問題無いです。
     
    ただまとめ役の思考オープンが嫌いな人もいますから。意見を先に出さないで、と言われたら控えた方が良いでしょう。
     

共有者(潜伏)

  • 黒く見られて占い先になって地雷発動、などと考えるのは止めましょう。村人が狼予想の中で自分とのライン考察とかするのは無駄ですから。表の共襲撃で灰の最白の位置からの共COが理想です。「灰が狭まった気がしない」と言われるくらいに。元々灰ではないのでCO前から正しい情報を村に伝えられたと考えるべきです。
    逆に吊り希望を集めてしまうほど潜伏失敗したなら、迷わずCOした方が良いかと。
     
  • 村人が占いで白確定してまとめ役になる場合や、潜伏共が相方襲撃後にCOしてまとめ役の場合、潜伏中の自分を疑ったことを相手の黒要素と考えない方が良いでしょう。占われて白確定のまとめ役になってから、占われるきっかけを作った自分を積極的に疑った人を吊る、というのでは静観している狼の得にしかなりません。

F国共有者

  • F国の初日は共有者の色々な動きが考えられます。が、基本的に大人しくしていましょう。素直に共1COが一番。暴れるのも楽しいですけどね、たいていはうまくいきません。
    やっても良いのは、せいぜい独断占COで対抗出揃ってからの撤回共1COまでですね。共の占2騙りとか、占騙り+共CO(占共襲撃まで継続)とかは止めておくべき。村側に灰狼数が間違って伝わりますからね。狼側には村側の騙りが分かりますから、村側が騙され狼側は正しい情報を掴んでいることになります。
     
    そもそも共の占騙りで占確定するのは、共の動きが良いのではなく狼側のミスだと思うのです。私が狂狼なら、初日占1CO目が共っぽいなと思ったら敢えて4CO目を狙って占COしますから。3CO状況で敢えて出てくるからには真ぽい、と思われたら共の占騙りが村側にとってノイズになったということです。
    共有者が勢いのまま暴れて結局ノイズにしかならなかった、というのは避けるべきです。

占い師

村側の最大の武器ですね。狼側にとっては真っ先に始末したい存在。そして序盤は信用勝負でみんなの考察の中心になります。

  • 自分が生き残るほど村有利になる、それは確かですが、襲撃を過度に怖れる発言は胡散臭くなります。占騙りには騙り自慢の猛者がいたりしますから、占い師視点で発言しても無駄です。騙りの方が視点を作るのがうまかったりもしますから。
     
    重要なのは灰考察ですね。序盤で情報少なくても勘と消去法を駆使して白黒付けていけばOK。
    自分が襲撃されても、狂襲撃だとか言われずに対抗を確実に吊ってもらえれば占い師の仕事は終了と考えましょう。本質は灰のガチバトルなのですから。狩人が守ってくれれば生き残れるかな、という程度でしょう。
     
  • 序盤潜伏の場合。自分を村人だと想定してどんどん前に出ましょう。COする前から白印象を持ってもらうとCOした後の信用勝負にお得です。
    ピンポイント襲撃を避けようとは考えない方が良いです。吊れそうなので襲撃は勿体無いと思われることを狙うとか、それこそCOの後での信用勝負に響きますから避けるべきです。吊られそうな狼が騙りに出たのと見分け付きませんから。さらに初回占が自分HITとか最悪の結果になる恐れもあります。
     
    灰ガチバトルこそが本質と考えればピンポイント襲撃は怖れるものではないです。潜伏しようという意図が村側へのノイズとしてマイナスに作用するのを避けましょう。

霊能者

  • 確定した場合は共有者(まとめ役)の項と同等、対抗出れば占い師と同等だと思います。対抗出た際の襲撃され難さが占い師とは異なります。最後まで信用勝負してロラされるのも仕事の内ですね。霊の真偽を決め打つことは珍しく、偽からロラされるなら十分。パンダ吊りから占霊ライン勝負となる場合は、その信用勝負が勝敗を分けますけど。
    信用勝負とはやはり灰考察。如何に村側に対して「おお、良い所に目を付けてるなぁ」と共感を呼ぶかです。それが当っているかどうかは無関係。
  • 潜伏の場合は占い師の項と一緒です。ただF国の占3COなら霊確定する可能性が高く、COの後の信用勝負は考えなくても良いかもしれません。それでも襲撃を避けることを考えるより、積極的に狼探しをする方が村への貢献になるという考え方が好きです。基本的にピンポイント襲撃は、おーお見事で片付けて良いと思います。

狩人

  • 目立たないように潜伏しようと考える必要は全くありません。占われたくないと考えるのも良くないです。占吊を避けようとするのは狼と似ていますから、逆に疑いを呼び込みます。灰の最白にいても滅多に灰襲撃はありません。どんどん前に出ていきましょう。
  • 護衛先はどこでも好きに守れば良い、と考えます。堅実にいくもGJ狙うも自由。ただ、やはり堅実にいった方が良い場合が多いでしょう。堅実に確定霊守ってGJは良くありますし。GJ出るか出ないかは狩人の腕というより、狼との相性でしょう。狼と思考が重なればGJが出易い。
    と言うのもGJが出ることを前提に手数計算はしませんから、村側がGJは出れば儲けものと考えている以上、無理に出す必要もないです。基本は確定霊もしくは真と予想する占い師でしょう。
    襲撃されそうな人ではなく、失いたくない人を守るのが一番だと思います。
     
  • 狩人は護衛先以外に、狩COのタイミングが重要だと考えます。特に吊り回避。狩生存が確定している場合である程度灰が狭ければ、原則吊り回避すべきです。狩1COで確定ならば吊り1回得ですから、GJで吊り数増やしたのと同等の効果があります。序盤の吊り回避は…止めた方が良いですけどね。狩人が序盤の灰吊りに当るようではそもそも潜伏がまずいですから、素直に諦めましょう。
     
    占いでパンダになったなら迷わず狩COすべき。自分視点で真占が判明し、もし対抗が出なければ確定するのですから、それを伝えずに大人しく吊られるのは村視点で損です。灰のガチバトルが本質、と考えれば狩->占と襲撃されることはそんなにマイナスではありません。騙占を確定させて即吊り+1回は確定占の灰占いがありますから。ま、パンダでの狩COならまず騙りが出るでしょうけど。
     
    詰みになる場合を除いて狩人はCOすべきではない、と考えている人もいます。よって狩COと同時に理由説明が必要です。もちろん護衛先履歴とその理由の発表も忘れずに。

C国人狼/狂人(騙り)

  • C国では狂狼が占霊を騙るのが多いですが、それが一番やり易いと思います。狼3潜伏は灰の狼密度が高く初日占HITとか序盤で1人吊られ易いです。狼3潜伏よりは狂潜伏かな。占霊騙りの内訳は狂狼/狼狂どちらでも良いでしょう。序盤での真占襲撃を考えれば狂が占騙りが多いですね。
     
  • 占騙りに出たら第1には護衛を引き付けること、信用勝負つまり灰考察に力を入れましょう。
    第2には灰の村人とのラインを切らないこと。真占襲撃後には偽寄りの自分の発言は全て精査されるでしょう。仲間に対してこんなこと言わないだろう、と取られる発言を村人にしてはいけません。
     
    それと灰の狼とのラインを見せないこと。でも序盤の占吊希望は仲間切りを疑われますからほどほどに。
    それより会話の中で仲間同士に見えないやり取りを目指しましょう、難しいですけど。加減は大事です。よく口調を荒げる仲間切りを見かけますが、仲間だからこそここまで言うのではないか、と浮き上がって見えることがあります。全般的に口が悪いRPをしているなら構いませんけどね。村人に対して言わないことは、仲間に対しても言わない方が良いです。
     
    やはり言葉遣いや感情面より、内容です。質問と回答で勘違いし合うとかが良いです。そのため囁きで表でする質問を事前確認したりする必要はありません。一切しない方が良いです。
     
    そして灰の中で2人程度、一切絡まない人と作ると良いです。偽装ラインです。真占襲撃後、自分の偽が濃厚になった段階でその偽装ラインに占希望を出してみるのも良いでしょう。いかにもライン切り、という感じで逆に胡散臭いかもしれませんが。
     
    初日COなら初回、3日目COなら2回目の襲撃で真占襲撃成功、その時点で灰狼とのラインは見せていない、という状況が作れれば言うこと無しでしょうね。後は灰狼と灰村人とのガチ勝負ですから。
     
  • 霊騙りは比較的寿命が長いですし、占い師とラインを作らなければ対抗襲撃によりほぼ偽視されることもないですので潜伏狼寄りの思考で良いと思います。ラインは余り気にせず「自分が霊能者ならこう言う」という発言を繰り返すのみですね。目標としては真から先にロラさせることでしょう。
     
  • なお、信用勝負中はどんなに疑われても諦めるような発言をしてはいけません。相手の考察は間違っている、という主張をし続けましょう。諦めるのは相手の予想が当っていると認めるようなものです。
    対抗の真襲撃後でそれまでのライン工作が万全ならば偽っぽく振舞うのもありですけど。

F国人狼(騙り)

  • 騙りの考え方はC国と一緒ですが、F国の3狼村(15人以上)では狼は占騙りを出すべきと考えます。重要な占騙りは仲間を知らない狂人だけには任せられません。占3COなら狂人も加勢してくれますので自分1人で護衛を引き付ける必要もないですし、霊確定なら後々自分が狼確定することを考えて、灰狼とのラインを見せないことにより重点を置けるでしょう。
     
    襲撃で真狂を間違えないことも重要ですが、これは占真狂考察を囁きで頑張るしかないでしょう。
     
    真占襲撃、狂占吊りで確定霊残しならば、晴れて生存で狼確定する美味しい役どころでもあります。黒確定は狼の華。20発言ネタで埋めましょう。スライド霊CO/狩COして無理な理由説明に挑むのも面白いでしょう。
     
  • 上記ようにずっと「狼も占騙り」と考えていたのですけれど、占=真狂/霊=真狼が一番戦い易いとも言えますね。狂人が占を騙らない場合、占確定する危険性もありますが、「狂人は占い師を騙るはず」と信じて霊騙りに出るのも良いでしょう。
    占1COのまま最後の方で非占COすれば、白印象が得られますし。逆に狂人が出てくるか様子を見て、2COになってから非占COは避けましょう。それだけで疑われるポイントになりますから。初日占COが始まって「占騙りは狂人に任せる」と決めたら、3人揃ってさっさと非占COしましょう。
     
    F国の標準16人村は村側が有利です。狂人の活躍なくして勝利は難しいでしょう。そう考えれば狂人を信じて占騙りを任せ、狼が霊騙りをすることにより、村に確定霊情報を与えないことが可能になります。
     
  • 占騙り/霊騙りのどちらを選択するかは、気分次第で構わないでしょう。狂人が優秀なら霊騙りの方が得、そうでない場合は占い騙りが得、かなと考えます。

人狼(潜伏)

  • 村人を装うわけですから、村人の項で挙げたことはほぼ同じことが言えます。「自分が村人ならここではこう言う」と思うことを言い続けることだけですね。
    ただし確定霊がいるなら吊られて黒確定する可能性がありますので、仲間とのライン切りは入れておくべきでしょう。仲間との表の会話を不自然でない程度に多めにするのが良いかと。仲間切りと取られないように気を付ける点は騙りの項で述べたことと同じです。
     
  • 村人とは視点が特に異なるのは初日ですね。FO状況での初日の占いは回避出来ない、占襲撃が出来ないという点で避けなければなりません。いきなり黒判定出す占い師の信用も上がりますし2日目の時点でかなり劣勢になります。
    目指すところは「白なら頼もしい」という票を集めない程度でしかもステルス印象を持たれない程度に前に出る。難しいですけど、まず初回占いをかわさないと勝利が難しくなります。
     
    もしくは占霊回避CO枠があるなら、回避COは積極的にするべきだと思います。信用が低くてもパンダもしくは黒確で吊られるよりはましですから。
    ただし、村視点で考えて黒濃厚であれば回避損の可能性もあります。つまり霊ロラ開始と言いつつ、狼だけ吊った後真吊りは後回しにされるような場合です。「回避COしても狼決め打たれそうだな」と感じたら、回避せずにパンダになって吊られるのが良いです。黒を出した真占が襲撃し易くなるでしょうし。霊潜伏中なら仲間の狼が霊を騙りましょう。潜伏狼が1人だけになってしまいますが、霊ロラで十分でしょう。
     
  • 初日FOの2d以降、3d占COの3d以降は占襲撃が可能ですので、どんどん前に出て良いでしょう。村人との白さ争いですから、仲間を含めて踏み込んだ灰考察を落としていく。「自分が村人なら仲間を怪しむだろう」と思えば容赦なく切り、「仲間白いな」と思えば積極的に擁護して良いです。
     
  • 序盤のうちに誰が吊れそうかを想定して最後までのシナリオを練るのが良いでしょう。GJ連発されない限り吊る村側は4人で良いのですから。吊れそうにない村人は積極的に白要素を指摘していきましょう。やり過ぎると自分が狼という結論になったりしますけど構いません。実際自分を村人として消去法で考察すると、狼が足りないはずですから。
     
    でも白と知っているが故に白く見えてしまう、という点には注意が必要です。あくまで、自分が村人の時はこういう人は白だと考える、という考察を素直に出していきましょう。
     
  • 襲撃考察に代表される状況からの考察はあっさりめが良いでしょう。襲撃は狼が作るものですから、そう言いたいから襲撃したんじゃ?と思われたら損です。
    それと狼は多弁に1人中庸に1人とかいう位置取り考察も根拠が無いですから止めましょう。実際潜伏仲間が多弁だから自分は中庸でいよう、なんてことは普通考えませんし。
     
    要は多弁になりたいけど言うことが無いなぁと思った時に、状況考察とかに力が入り易いんですよね。真っ当なことを言ってるようでも内容が薄くなります。
     
  • 能力者真偽予想は気を付けましょう。初回真占襲撃を想定しますので、つい仲間を偽寄りの考察を出すことが多いと思います。中途半端に予想が当っているより、派手に間違えていた方が白く見えます。
    あやふやな理由で真偽を当てるより、仲間の方が真ぽいんじゃないかなと思ったら、思い切って擁護して良いです。あくまで「自分が村人ならこう言う」が基本ですから。
     
  • 襲撃先について、私は全然自信がありません。襲撃で潜伏霊/狩をピンポイントで狙っても基本的には当らないと考えています。潜伏能力者予想が得意な人は違うかもしれませんが。
     
    狼はどこかで思い切った勝負しないと勝てませんから「狩人?いるんだっけそんなの」と言わんばかりの大胆な襲撃を勝負所で1回は入れるくらいが丁度良いかと思います。

F国狂人

  • 基本は占騙りでしょう。3潜伏する狼がいることを考えれば、狂人は占を騙らなくてはなりません。狼も狂人は占を騙るものとして動きますから。
    F狂がC狂より優れている点は狼を知らないことですね。C狂より難しい点でもありますが。
    知らないが故に、黒判定を発表順先頭で出せば「黒誤爆は怖くなかったのか?」と判定に信憑性が生まれます。序盤で占い先になる狼の生存勝利は望めませんから、村人であってくれと祈りながら黒を出しましょう。
     
  • 占3COの強みは果敢な黒出しにあります。共地雷を踏もうが、パンダ吊りで確定霊から偽認定されようが、まだ2COですから大丈夫。真は確定しません。
    狼が自分ではなく真占を襲撃してくれることを祈りつつ、占襲撃が無ければ偽黒出して村人吊らせて自分も吊られる、というのが仕事だと考えます。
     
  • 占2COで真占襲撃後、直ぐにロラされるなら構いませんが、真狂保留のまま残されることもあります。その場合は狂人の判定が勝敗を分けることもあります。村側より的確に灰狼を予想する必要があります。難易度が高い役職ですね。

少人数村

  • 各役職の基本は一緒ですが、狼側はやることが限定されます。まず14人までの2狼構成では、F狂は迷わず占い師を騙りましょう。狼も狂人の占騙りを前提に潜伏するでしょうから。狼2潜伏/霊騙り/占3COは狼次第ですね。初回占狼HITも考えれば狼2潜伏が無難でしょう。初めから1人の潜伏狼に余程自信が有れば別ですが。
     
  • 村の総人数では
     [狼有利] 15人村>11人村>16人村>13人村>12人村>14人村 [村有利]
    と考えます。
    12人村は16人村から村狼と吊って共2襲撃と似た状況です。狼1人吊って占霊狩が生存確定と考えれば、順調な16人村の中盤という感じで村側有利でしょう。13と12では灰が狭い分12が村有利、14は吊り数が増えますからさらに村有利。
     
  • 15人村は狼が増えて吊りミス2回まで。16人村から共有者が消えて村人が増えた構成。白確が2人減って灰が1人増えたわけですから、断然狼有利です。
    初回灰吊りミス、狂占の黒出しで村人吊り、狂人吊り、狼占の偽黒判定を吊れば村が負けます。確定霊生存で寡黙吊りとパンダ吊りだけで特に村側のミスが無くても負けてしまうわけですから、序盤での占吊の狼HITは必須ですね。
     
  • 11人村はバランスが取れていると思います。吊りミスは1回まで。最初から灰が狭いですから、初回占吊が狼にHITするかどうかが勝敗の分かれ目でしょう。C国では狼側有利でしょうね。
     
  • 15人村と11人村では寡黙村人吊りをしているような余裕はほぼ無いでしょう。村側は初回から狼連吊りしていくくらいの気合が必要で、狼側も危機感を持ってる演技で対抗ですね。
     
    15人村で狼側が勝てなければ16人村で勝てるわけがないですから、村側は負けて元々くらいのつもりで大胆な決め打ちに出て良いでしょう。

つらつら書いたら長くなりました。でも何か思いついたら書き足すかも。読み返してみて霊能者の項が薄いですね。相性悪いんです、はい…。
ここは異論があるだろうなぁと思う点も多々あります。冒頭で書きましたが、あくまで私はこう考えています、というご紹介です。
でも結局は、村人も狼も能力者も騙りも当ってるかどうかは気にせずガンガン灰考察して喋りまくりましょう、としか言ってない気もしますが。。。

 

そこは絶対違うだろー、とか何かありましたら…。