狂人とは

時に占い師、時に霊能者、またある時は人狼、共有者から狩人まで
全ての役を演じる人狼随一のトリックスター、それが狂人です。
全ての役の中で最も自由度が高く、良くも悪くも勝敗に干渉出来ますが
最も立ち回りが難しく、最も修練が必要なのもまた事実であると言えます。

願わくば、この自己満足が少しでも世の狂人の役に立ちます様

メンタル

真摯たれ、清廉たれ、潔白たれ、信用は後から付いて来る。
戦術面に入る前に狂人を演じるにあたっての心構え
私の拙い狂人論でも書き連ねておきます。

本気で狂人をやるのなら闇雲に狂人だけを続けるよりも占い師・霊能者・人狼は勿論
共有者・狩人・村人を最低各一度は経験する事をお勧めします。
経験上相手の担っている役やブラフを読むにあたって
その役を経験しているか居ないかでは天地の差が出ると感じました。

これは狂人に限った事ではありませんが
絶対に穴を相手に見付けさせてはいけません。
書き込む前や時間のある時に何度も見直し、論理的矛盾を徹底的に洗いましょう。
細心の注意を払っていたとしても穴が出来てしまう事はあるでしょう。
ですが絶対に最初に発見し、穴の無い反論を用意しましょう。
用意出来無いのなら理由と共に自己指摘しましょう。
相手が気付かないのを祈るなんて下策も良い所です。

見切り

私が狂人を演じる上で最も重要だと見ているのは見切りです。
誰がどの役を担っているのか、狂人がこれを読めているか読めていないかで
狼の勝率はまるで変わってきます。
故に狂人は誰よりも発言に注目し、必要ならば意見を引き出しながら
誰より早く狼や真能力者を嗅ぎ分けないといけません。
どの村人より得ている情報量は多いのですから、決して不可能ではありません。

人物像

初日に絶対しておかなくてはならない事、それは人物像の輪郭を作る事
寡黙か多弁か、理詰めか感情型か、芯は強いのか流れ易いのか、客観か主観か
始流と成り得るか否か、賢いか否か、経験、その程度の簡単な物で良いです。
2日目以降は会話や必要なら質問しながらそれに肉を付けて行きましょう。
作り上げた人物像を元に議事録を見返すと
隠し事をしている方は必ず何処かに「らしくない」言葉を残しています。

理由

重要、私の思考の基本。
意見、co、襲撃、全ての事柄には何らかの理由があります。
当然の様に見える事でも深く考えると何らかの意図が見える事があります。
特に狼による襲撃と偽coは3人の意見の結晶、何らかの意図が見える可能性は高い。
理由を探求してから議事を見返すと枝葉が見える事も少なくありません。

信用

私とて信用論だけで戦ってきた訳ではありませんが
信用は自分の穴を消し、相手の穴を広げてくれる攻防一体の武器。
論的思考に詰まった時、人が最後にすがるのは信用という名の藁です。
ですが相手に媚びて信用を得ても少々面白くない。
では信用を得るにはどうすれば良いか。

正論

信用への近道は正論、自分が狂人である事を忘れて正論正論正論正論
狼に不利になる意見、狂人が動きにくくなる意見を出せ、議題回答一番乗りを目指せ
お前は占い師だ、お前は霊能者だ、お前は共有者だ、お前は狩人だ、Sir!Yes!Sir!
それが狼でも村人でも理不尽な理由で疑われてたら状況論から助け舟を出せ
他者にダメージにならない攻撃を仕掛けるな、武器は殺す時まで取っておけ。

淡色

殺す時を除く私の他者を吊り・占い対象に挙げる、及び疑う時の口調は殆どが
「〜である可能性も捨て切れません」といった様な断定しない淡色口調です。
この口調だと相手に打撃は与え辛いですが強く相手を疑ったとも見られません。

居合

時には他者を強く糾弾する事も必要
ですが糾弾した相手は後々敵に回る可能性は高い
故に抜かば必殺、村人なら必ず吊れ、能力者なら先吊りを確定させろ
殺す自信が無いなら淡色が妥当

味方を作れ

味方を作る事は最重要課題です。
一番簡単なのは偽判定を出す事。決して裏切らない味方が3人も出来ます。
しかし占い師coの項目でも触れますが判定は慎重にすべき。
理想は偽判定無しで狼に伝える、だが露骨過ぎると気付かれる、匙加減が難しい。
簡単に味方を作るには真能力者よりも信用させれば良い。
序盤に得た人物像から理詰めには理を、感情型には疑いを向けず信用を向けろ
特に始流を敵に回すか味方に付けるかは勝負を分けます。
時によっては狼を疑ってでも疑いは切っておくべき。
だが昨日の友は今日の敵、信頼してくれてる村人でも切るべき時には容赦なく裏切れ。

吊られろ

当然ですが狂人は吊られるのが商売。
狼が5回吊りを回避出来れば勝ち、1回減らせるかは大きい。
狂人coなんて要らない、良いから狼の壁となれ。
「彼と彼が占いで黒を出した方を吊れば狼側は確実に1人減ります」
「白確でも彼がもし狂人だったとしたら狼coの危険があります」
なんて便利な理論。

流行を読め

能力者co日、奇策、共有者co形式等流行は掴んでおくべきです
初日の能力者co日希望は流行通り、あるいは1日前を希望しておくべきでしょう。
また共有者両潜伏が流行なら初日に積極的に占いを貰いに行く事が出来
片潜伏なら3日目、あるいは受けずにco等
流行作戦を把握して動きを変える事も重要です。

占い

co日と襲撃可能性の兼ね合い次第だけど受けれるのならば受けたい。
白確定は発言にこれ以上無い信用を与えてくれる、co後も先入観は残る。
でも黒出ると厳しい、霊能coは凄く厳しい、3人覚悟で占い師しかない。厳しい。

狩人

狩人とは仲良くしておきましょう、特に占い師騙りでは。

両吊り

特に占い師では絶対に口に出してはいけません。希望するなんて愚の骨頂
吊られたくは無い、ですが村の決定には従います。これくらいがベスト。

狂人co

1%でも空振る可能性があるのならお勧めしません。
私は確実に名乗り出る事で勝てる場合か狼全員が名乗り出た場合のみ考えます。

始流

自分語、流れを作る人の意。
これを味方に出来れば勝てる、敵に回したら負ける。

寡黙吊り

便利、非常に便利。
これのお陰で3日目、あるいは4日目までは狼も狂人も無傷で進めます。
寡黙で吊られる狼なんて居ませんよ、居たとしても管轄外です、知りません。

序盤

極めて重要、私は後半7日間より最初の2日間の方が重要と言っても
過言ではない程重視して居ます。
序盤は良くも悪くも気が緩んでいます、村人は勿論狼も。
占いも適当、受けるのは楽、目立たないと意識されれば2日後には墓場。
狼もこの時点では緩んでいる事が多い、警戒されるまでのこの時間は
純度の高い情報を手に入れれる数少ない機会。

言い訳

エピでの言い訳は大嫌い、どんな理不尽な敗北でも跳ね返す手段はあった筈。
でも進行中には結構使える。赤木しげる氏の台詞を借りるなら
相手の好みそうな言い訳を用意してやればいい、って奴ですかね
○○が狂人だったら仕方ない。そう思わせれば勝ち。

理詰め相手

理詰めは多少疑っても良し、理に適っているのなら。
理詰めは穴を見せるとすぐ敵に回る。
理詰めは吊り占いに挙げても後腐れを残さないでくれる。
理詰めは非常に戦い易い。

感情型相手

感情型は疑っちゃいけない、理に適っていても。
感情型は良く特に理由も無く敵に回る。
感情型は吊り占いに挙げると最後まで忘れない。
感情型は非常に戦い辛い。

戦術−騙り

狂人の基本は能力者騙り、一応coを行わない潜伏狂人という手段もありますが
多くの場合は能力者を騙る事になるでしょう。
それではケース毎に見て行ってみましょう。

霊能者騙り

霊能者はその能力上、両吊りにされる可能性が高い役です。
よって霊能者騙りをする場合は真占い師を確定させる事無く
両吊りで及第点、真を先に吊れれば合格点といった所でしょうか。
霊能者騙りは練者向けですが上手く演じれれば占い師を演じている狼を残したまま
両吊り+襲撃2回で人間を4名削る事が出来ます。
ですが霊能者は判定が分かれても狼の方で合わせてくれる占い師と違い
狼占い師を読み違えると即真占い師が確定します。
よって事前に占われるのは得策とは言えません
余程信用度で凌駕していれば別ですがほぼ確実に先に判定を言わされます。

メリット

真占い師が狼に伝わる
共有者や村人が占い師coしない限りは占い師co時に真占い師が狼に伝わります。真占い師への襲撃が成功すれば狼の勝利は8割方揺るがなくなりデメリットである「見切り違いは許されない」は消えます。
両吊りされても狼は減らない
襲撃2回を含めて狼側は人間を4名削り、吊りの回数を2回削ることが出来ます。占い師が両吊りされると大きく変わりませんが信頼度如何では占い師は最終局面まで生き残る可能性もある事も考えるとメリットとして考えられますね。
誤襲撃が無い
占い師coの場合、どうしても狼に素性を伝え切れずに襲撃されてしまう場合もありますですが霊能者の場合は余程特異なケース以外は襲撃される事はありません。よって無理に素性を伝える必要性も薄れます。

デメリット

見切り違いは許されない
発表順が先で、偽占い師を見切り違えると即真占い師が確定します。
真占い師の確定は狼の負けに等しい、狼が狂人を察知し
襲撃や確定黒等の援護を入れてくれるかもしれませんが
それを考えるのは狼、我々の考える事では無いでしょう。
全神経を駆使し狼占い師からのメッセージを受け取り、見切りましょう。

初日coへの対処

最近流行の兆しを見せている霊能者の初日co、統計上初日coを敢行する霊能者は真である可能性が高い様です。事例を眺めると対抗が出る事はあっても先騙り・後騙り共に狼が名乗り出た事が無いという点には注目、初日coに関しては私がウダウダ言うよりseasonさんのseason別館が素晴らしい。大変参考になりますので目を通しておく事をお勧めします。

  • メリット
襲撃の危険性が無くなる
2人coした霊能者なんぞ喰う価値なんてありません、特異な場合を除いては。
主要能力者襲撃率の引き上げ
共有者・狩人・占い師の襲撃率を言動からの推測を丸投げにしても
33%(4/12)から40%(4/10)まで引き上げる事が可能です。
共有者による占い師確定が起こらない
霊能者に初日2名coが起きた場合、狼は確実に占い師騙りにシフトしてくれます。
よって連携ミスが起こらなくなると共に共有者による占い師確定が
起こる事は無くなります。
  • デメリット
狼が占い師co以降の吊り回避手段を失う
恐らく5日目には霊能者吊りに移行するでしょうが、4日目を回避する術を失います。
独断への反感
対立なら良いですが自分から敢行した場合、独断に対する反感を受ける事になります。第一印象悪めになるのは避けられないか。

私的結論

霊能者初日coは狂人にとってはさして打撃とはならない。むしろプラスだろうか。
基本的には3~4日目coと同じ対応で良いのではないだろうか。

占い師騙り

恐らく最も騙る頻度が高く、最も初歩的なのが占い師騙りでしょう。
占い師騙りは狂人の華、両吊りに誘導しながら村人を騙し切れ。
一般的には目印の為に一度黒判定を出し、その後白を続けるのが
いわゆる「狂人らしい」占い師だそうですね。
真占い師を先に吊る、あるいは狩人を引き付けて襲撃させれば及第点
その後自分も吊られれば合格点。
占いを貰って白確定しておけば真占い師を先に吊れる可能性は極めて高いです。
貰いに行く時は露骨過ぎず。自然に。流れる様に。

メリット

失敗が勝敗に直結しない
占い師騙りは多少判定を間違えても狼霊能者が辻褄を合わせてくれます。故に多少判定を間違えても多少不利になる事はあれど勝負を決められてしまう程の失敗とはなりません。…まぁ、後述する通り狼有利に持って行くには判定は慎重に行わなくてはならないのですが。
事故死率の低さ
現在一般的には占い師のco日は霊能者のco日の前日である事が多い。
3日目と4日目、1日の差は狂人にとって最悪な「騙らぬまま喰われる」という
可能性を半分にまで引き下げてくれます。
白判定
片方の占い師が既に消えている状態でも狼への白判定は若干狼のイメージを白っぽくさせ、村人への白判定は若干自分の信頼を上げてくれる効果があります。経験が浅い方、感情的な方には時に効果が顕著に現れます。時にはこれを利用して重要な局面の為の仲間を増やしましょう。

デメリット

共有者の重圧
共有者に黒判定を出すと即真占い師が確定します。
でも過度に恐れてちゃ動けないですし、共有者が占われるケースはそう多くは無いですが、占い対象に黒を出す場合には前日から共有者である可能性の低そうな人に誘導する、或いは共有者色の濃そうな人には白を出すetc共有者地雷を踏まない様に。
誤襲撃の危険
真と同じ判定しか出していないと狼にもどちらが狂人であるかの見分けは付きません。成るべく早めに真占い師と判定をバラけさせておきたい所ですが安易な黒判定は負けに繋がる可能性も高いです。
coタイミングのシビアさ
私は占い師co者が3名出ている状況は狼側にとっては不利な状況であると考えます。故に先に名乗り出る場合には狼側に様子を見させる工夫を、後に名乗り出る場合にはco者が狼か占い師、或いは共有者と判断出来る要素は無かったか探し、判断しましょう。かといってcoが遅れすぎると様子を伺っていると見られますので中々兼ね合いが難しいですが。
判定の難しさ
黒を出した相手と自分を吊る事で狼側は確実に1名減ります。
故に安易に黒を出す事は同時に真占い師を延命させる事にも繋がります。かといって白だけを出しているとグレーを狭め、狼を厳しい状況に置く事となります。自分が吊られる前日に黒判定を出すのがベストですが、それは最も狂人らしい行動でもあります。自分が吊られるであろうタイミングを見越し、判定は計画的に。

村人騙り(潜伏狂人)

最後まで身分を明かさずに議論を操作し続け、
自分以外に狂人が存在しないという情報を武器に狼を見定め、
狼を守り村人を吊って行くのが潜伏狂人です。
こう書くとちょっと格好良く見えますが
デメリットの多さ故に滅多に見られない戦術となって居ます。

メリット

配役の不足
『狂人は何らかの能力者coをしている筈』その思考の裏を掻く事が出来ます。「では狂人は何処へ行った?」強く反論出来る状況は少ないです。
滅多に見られない、リスクが大きすぎる
経験上場数を踏んでいれば踏んでいる程、理論派であればある程、リスクの大きさから潜伏狂人の可能性を潰して考えてくれる方は多いです。

デメリット

黒判定出されたら潜伏は不可能に
ミスリードに持って行くには占いを受ける事が一番楽なのですが、黒判定を出されると狼が解っても肯定する訳にも行きません、全能力者coの様な事態でしたらお陀仏ですが、通常時なら素直に能力者coにシフトすべきでしょう。といっても霊能者だと上手く喰えない限りは辻褄が合わなくなりますし3人目覚悟で占い師なのでしょうが…。どちらにせよ厳しい戦いにはなりますね。
能力者騙りに狼に多くの人数を裂かせてしまう
最も致命的なデメリットですね。単純にステルス出来る人狼が1名少なくなるかどちらかの能力者を確定させてしまいます。ケースにもよりますが狂人潜伏の場合は占い師が真と狼、霊能者coが1名の場合が多い様ですね。…といっても参考に出来る程事例は多くないですが。
狂人には狼が解って居ない
村人と比べて情報的に優位に立っている点は『自分以外には狂人は居ない』という一点のみです。その一点を元に何処まで狼を見切れるかは狂人の技量次第。只でさえ狼は1人足りない様な状況ですから、見切り違えてしまうと目も当てられません。
狼にも狂人は解って居ない
当然ですが狼にとっても狂人が誰であるかは解って居ません。故に常に襲撃に対する恐怖とは隣り合わせ。よって白確定によって発言力を強くしながら生き残るには狼への身分のアピールは最重要です。狼を完全に見切り、その他の村人を陥れて行っても白とグレーの匙加減によっては喰われる時は喰われます。見切り違えて狼を追い詰めた時なんて狼減るわ自分食われるわ、もう大惨事です。

最後に

今更ですが、ここに書き連ねている事を鵜呑みにする必要は全くありません。
ここに挙げたのは多くの場合に狂人にとって効率的である行動、
言うなれば狂人らしい行動です。
狂人にとって最も必要不可欠な物、それはブラフ。
人物像から相手の思考を測り、相手の思考ルーチンに応じて狂人らしい行動、
狂人らしからぬ行動、効率的な行動、非効率的な行動を使い分け、
相手の思考の裏を掻きましょう。
1日目霊能者即coや3人目としての占い師co、潜伏狂人、奇策は我々の専売特許です。

願わくば 1人でも多くの同胞が村を混乱の渦に陥れます様 
                                        devine。