初参加,そして多分最後の参加です。
ちょっと芸風と合わなくて,参加された皆さんには
大変ご迷惑をおかけしました。
大変不愉快であっただろうオットーと村長に対しても
この場をお借りして陳謝致します。
陳謝した上で,語ることにしますが。
この村について,ログを読んで頂ければ解ることですが,
人狼側の敗因はその"傲慢さ"によるものでした。
たかだか数十回の"このゲームでの経験"で,
他人の全てを計れると思ってしまったのでしょうね。
(キツい言い方ですが,事実です)
コンピュータ麻雀であれば,"染め手に見せて実は別"
などということはしないのでしょうけれど,
相手は画面の向こうの朧な存在とはいえ,
それまでの人生をおそらくちゃんと生きてきた人間です。
現実では,言っていることとやっていることは違う,
などというのは,アタリマエといいますか,基本的には
その可能性を消去しないで選択肢を考察するものですよね。
チビでデブでも実はケンカに滅法強い,
不良に見えて実は優しい(少女マンガ?),など。
要は"予断を持って当たらないこと"だと思うのです。
もちろん,このゲームにおいても。
そのことを,おそらく始めたばかりの頃は意識していた筈です。
何度も書きましたが,定石手というのは土台になりますが,
決してその結論に至る道はひとつではありません。
確率論というのは意識内に在るべきですが,
このまとめサイトにもあるように,それは絶対ではない。
ペーター妄信? いや,ログを読んで頂ければこれも解るのですが,
ぼくは何度も村長の黒要因については書いていたつもりです。
(吊られない程度に,ですが,伝わりませんでした。未熟です)
ほぼ決定打はヨアヒム吊りについてですが,それ以前に村長の
黒についてはぼくは確定していました。
良いでしょうか,ペーターが白なのではなく,村長が黒だったのです。
ぼくの最大の失敗はトーマスについてでした。
彼については正直に話すと,カンでした。ですのでこれは"土台"には
していません。そしてトーマスの共有者COと,あの判断があってこそ,
この村は救われたのです。オットーについてはこのあたりから
疑ってはいたのですが,ただ"…こうはしないだろう…"という
予断が,ぼくにも在ったのです。カタにハマっていました。
最終局面において,ぼくがパメラを疑っていたのは結局そういう
感情面だけに過ぎませんでした。ですからそれを排除した時,
おのずと結論は決まっていたのです。
自負がありますが,あの状況を作ったのは,ぼくです。(もちろん,
パメラが聡明であった故に,予断を切り捨てていたおかげです)
なにしろ"何があっても話を聞かない/妄信者"との結論について,
彼等は"そうでない可能性"を考慮していなかったのですから。
ぼく自身は灰三つ巴での策は在りましたが,
あそこで彼がペーターを残すという愚策を取ってしまったのは,
"モーリッツなら説得出来る/妄信してる/説得勝負なら勝てる"
そういった不確定性の多い要因からだったように思えます。
その逆の可能性,そうなった場合の策が見えない/見ていないのは,
完全に自己過信から来る予断ですね。
ペーターの誤読もありましたが,基本的にモーリッツは白確定になり,
単純な理屈(ペーターを残すのはオットーである可能性がほとんど)が
残った訳です。
本当にそれは愚策で,だからこそ,その傲慢が許し難いのです。
ぼくは全力で脳を動かしていました。
可能性のほとんどを捨てないようにやっていったつもりです。
真面目にゲームをやっていたのですよ? あれでも。
おかげで一週間,仕事が進みませんでしたけどね!
ぼくが嫌いなことばに"在り得ない"というのがあります。
それは本当に,可能性を並べた上で,考えた結論であるのか?
面倒だから,ひとはつい他人を"カタ/パターン"で計り,
それを基準点として考えてしまいます。
たかだかヒトひとりの人生経験で,すべてのヒトのパターンが
頭に在るとしたら,物凄いニュータイプですけどね。
あとひとつだけ。
ぼくはこれを,ゲームとして楽しみたかったのですが,
それはシステマチックな部分ではなくて,色んな個性が集い,
疑心暗鬼になるような,そういうものを求めてのことでした。
かなりの数の村が過ぎ,定石手/セオリーというのは定着したので
しょうが,キャラクタまでそれである必要はないではないですか。
もっと楽しんで良いのでは,とぼくは思いました。
それはもちろん,悪趣味な莫迦騒ぎ,ということではないですよ。
"そのキャラの判断は,貴方の判断でなくても良いじゃないですか"
自分しか演じないのは,つまんなくないですか?
猫屋江戸紫
http://ecomura.exblog.jp/
p.s.
言ってることとやることが違うぼくのことです。
いつかひょっこり出逢えると,楽しいですね。