G国戦略論 〜F国との違い〜
ここではF国との違いを軸としてG国14人編成における考え方を考察していきます。
なお、現状かなり過激な結論になっています。意見募集!
G国の最大村人数が16人になりましたが、今のところここは14人編成のみ対応。
以下を仮定します。
すると、次のようになります。
2d:占占占霊共共白灰灰灰灰灰灰灰灰 ▼灰▲占
3d:占占霊共共白狩灰灰灰灰灰灰 ▼占▲狩
4d:占霊共共白灰灰灰灰灰灰 ▼占▲霊
5d:共共白灰灰灰灰灰灰 ▼灰▲共
6d:共白灰灰灰灰灰 ▼灰▲共
7d:白灰灰灰灰 ▼灰▲白
8d:灰灰灰
純粋な灰襲撃をする余裕がそもそも1しかない。
狼にとって自分を疑いにきている灰を襲撃で排除する余裕はほとんど無い。
真占い師視点からは素村への白判定3つを信用させれば勝利確定。
狼が3d襲撃で真占いを抜けずその白判定が信用されて残され、灰最白が素村(配役で6人いるうちのだれか一人でよい!)だと狼敗北確定。
狼が勝ちやすいケース
狼が勝ちやすいケース
共有者は存在そのものが強すぎた。
また、相当に強力な偽占い師を立てないと(真がどうしようもなく偽臭いなら別だが)狼に勝ち目すらない。
いうまでもなくただの必要条件にすぎないので最後まで灰で戦い、ほぼすべての村人を打倒する強力なLWもいないと勝てない。
F16編成は村有利すぎると考えるべきである。
統計的にも、F国の村側勝率は65〜70%ほどと言われている。
それぞれ配役は、次のとおり。
F16:楽+村6占1霊1狩1狼3狂1共2
G14:楽+村6占1霊1狩1狼3狂1
配役そのもの自体はとてもよく似ている。
そのため占霊型そのものはF16とG14で極端な差は起こり得ない。
人数そのものが2人減ったため、進行がちょうど1日早いと考えると分かりやすい。
例:
G14初日FO占3霊1初日白確定:2d占占占霊白灰灰灰灰灰灰灰灰
F16初日FO占3霊1初日白確定、3d襲撃で白確定襲撃、3d占いも白確定、初回処刑は村人。
:3d占占占霊白共共灰灰灰灰灰灰
ただし、F16村側有利の根拠である共有がいなくなったことにより
占い師がすべての灰を占うことが真贋決め打ち前に不可能になったこと。(参考:G025村 終盤まで残った占い師候補が判定でLW特定できず。)
白めの灰(考察強者である村側)を襲う余地ができたこと。(参考:G051村 最初から考察的中の灰を初回灰襲撃)
真占狂占2枚抜きして実質吊り手を増やしても狼は困らなくなったことなど、構成面で強烈なアドバンテージを狼側が得た。
また考察面でもF16-3dの時点で寡黙で戦力にならない、もしくはSG候補の村人が灰から排除されている可能性が極めて高い。
逆に言うならばG14-2dでは従来は白黒判断以前の寡黙吊りで消すことができていた人物がこの段階でも生存していることになる。
1. 寡黙吊りはもちろん、寡黙占いも万歳
そもそも寡黙吊り*2で両方外したら狼勝利にリーチなので灰から除外するには必然これしかない。
従来通り、「寡黙=悪」という考え方からしたらこうなるだろう。
2. 寡黙を発言スタイルとして認める
こちらはかなり危険であることを承知の上で採るべきである。
というもの、喋らなければボロをだすことはあり得ないし、(=狼側最強の戦術になる)
そもそも特定の誰かを吊らないと勝てない村側の理に反する。
結論から言うならば、「どこまでも真ぽい偽や偽ぽい真はいる」「とりあえず護衛は確定霊鉄板で」などと言っている場合ではない。
F16の3d3-2と共有がいなくてその分灰が広いということを除けばなにも変わらない。それぞれの占い師から黒判定が出れば完全に同じになる。(F16のときはこれが強制になっていた)
相当に危険度は高い。この状況になっている時点で初回は間違いなく吊りミスになっているので占か霊のどこかでライン情報が出る前の単体真決め打ちが必要になる。
3d占占占霊霊白灰灰灰灰灰
4d占占占霊白灰灰灰灰
5d占占占斑灰灰灰
ここから占い師決め打ち戦。真が吊られれば狼勝利。真が信用を取って勝利してもさらにここから2手占うことはできない(真決め打ちで対抗吊りの時に突撃される)ので真決め打ちに成功してなお敗北することがありうる。
G14編成で能力者潜伏策が採られない理由の1つに、この陣形が村にとって危険であることが挙げられる。
余談だが、F16編成で採られていた「占初日霊初回投票CO」の根拠としてF16-4d3-2がこれと同様の危機に陥るためである。(参考資料:apt400/シンプル1500な戦術論)
吊り手は6なので4COすべてをロラすると灰への吊り手の余裕はなく、現実的には「占い師は決め打つものである」という事実を全員が掌握していないといけない。
よってギリギリまで真贋決め打ちを渋るのであれば「灰吊り*2→占決め打ち」、もしくは「灰吊り1→霊ロラ→占決め打ち」のいずれかを選択することとなる。また斑発生ならば霊とラインをつなぐのも決め打ち精度を上げるためには有用であることも留意しておこう。
なお、占い師襲撃があって残りをローラーする場合、灰2狼に対して灰吊り手3手となる。
統計によると、「占狼-霊狂」は狼が大きく勝ち越しているのに対し、「占狂-霊狼」では村がわずかだが勝っている。霊ローラーが行われやすいことが影響?
従来はこの形で村側が普通に勝利していたがそうはいかなくなった戦形。
と、いうのも3d灰吊りミス+4d偽黒吊りで狂人襲撃がなければ吊り手余裕を使いきってしまうからである。つまり、確定霊能者の能力で偽占い師が破綻するのを待っていると先に村が敗北する可能性が高い。
したがって、占い真贋の判断をしぶる余裕はない。
斑吊りの時に能力者を襲えないと占い師が確定するため、襲撃の通り方により勝敗が左右されやすい。しかしF編成と比べると吊り手数が少ないため、偽黒で村人を吊れているなら占い師が確定してもまだ狼側に望みがある。
この陣形の狼側メリットとしては、ローラーで犠牲になる狼側が少ないことが挙げられる。
実際の勝率は五分五分といったところ。
F編成では詰み目前の構成だが、G14人村では吊り手が全ロラ後、灰吊1なのでまだ負けない。もちろん、現状でも他の構成に比べたらだいぶ狼不利だが。
G国14人村における占霊陣形と勝敗(G265まで・荒らしがいた村除く)
陣形 | 村勝 | 狼勝 | 計 | 村勝率 |
占狼-霊 | 2 | 3 | 5 | 40% |
占狂-霊 | 3 | 3 | 6 | 50% |
占狼-霊狂 | 1 | 9 | 10 | 10% |
占狂-霊狼 | 9 | 7 | 16 | 56% |
占狼狂-霊 | 13 | 19 | 32 | 41% |
占狼狂-霊狼 | 1 | 5 | 6 | 17% |
その他 | 3 | 4 | 7 | 43% |
計 | 32 | 50 | 82 | 39% |
G国の確定霊能者は極めて弱体化した。なぜならば灰吊りで白判定を2つ引いた時点で仕事終了だからである。(3つ目の灰白判定を引いたときに狂人が生きていればPP発動)かつてF国では確定霊能者が中心となって勝利した例はいくらでもあるが、それは共有者という名の白確定の数の力による部分のほうがより大きいとみるべきである。
恐らく確定霊能者の霊能力だけでは絶対に勝てない。今まで確定霊能者が勝利を導いたことはないし、もしそのような優秀な確定霊まとめが勝利を導いたとしてもそれはその人物がまとめ役だったからであって、霊能者だったからでは断じてないだろう。
もはや霊能者はただの白確定候補と考えるべきだろう。
…ということは霊能者は確定していない方が村有利なのではないだろうか?
占い師の信用勝ちと村側の勝利はその関係が完全に逆転した。
F国では占い師が信用を取って生き残って村を勝利に導くのは村側勝利のほんの一つの在り方にすぎなかった。しかもその形は食われるはずのない灰判断より明らかに精度が劣るため、「確かにあなたのことは信用している。でもやはり確定霊の方が大事だ」という扱いしかされなかった。
しかしG国では占い師が信用を取っても勝利への前提条件を整えることができるだけである。むしろそうなって初めて村側の勝利が見えてくるといえる。これは真占いを真だと決め打っても即全狼発見にならないからである。
そして何より占い師の判断を渋って灰判断に持ち込んでも、白めの灰が襲撃されるのでそれほど精度が上がらないという事実が存在するためである。
狼は狂人の意向を完全に無視して占霊両方に騙りを出すことができる(初日3-2陣形ですら狼が勝てる)ので、全く意味はない。
かつて村側は能力者信用勝負をする必要もなく、ただ村人配役の中で最も白い一人がLWを打倒するだけで勝利することが可能だった。
しかしいまや、信用勝負を回避するだけの手数が存在せず、例え勝利しても狩人が抜かれる可能性が高まったためそれだけで勝ちきることができなくなった。そして以前LWを討つ役割を果たしていた村人は最終日になる前に灰襲撃に斃れるようになり、村側の主役は最白の村人ではなく最黒の村人に移動した。
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G国10人村戦略論