最初は【村人視点】で読むことをお勧めします。
(村の更新時間: 10時30分)
「この人の恋いいなぁ」とか思ったら、どんどん書きましょう。主人公は貴方だけではありません。この村に参加した皆さん全員です。
地雷でうっかり相方を襲撃されてしまったり、いつの間にかパメラのお腹の中に子供がいても大丈夫です。赤い糸は鏡に映し出された際、自動で縁を作るのでいつの間にかに愛が芽生えます。多少おかしくなってもきっとヨアヒムが小説を書いてくれます。どんどん書き込みましょう。
其の村は何の変哲もない、僻地にあったー…。
序盤から吊り先、占い先に挙げられまくる疑惑の狼サイド。
あまりにも的確過ぎる村人の指摘。
潜伏などという単語は存在しない!
今、追い込まれた狼がヤケクソで牙を剥く!
各々の恋の行方 :: ディーター&レジーナ
ヴァルター&パメラ
ペーター&リーザ
ジムゾン&ヨアヒム(えっ?)
白い筈の御互い :: パメラvsリーザ
消えた能力者達 :: 何処行った共有者と狩人
ウォーリーを探す前に共有者と狩人を探せ
《このお話はフィクションです》
その朝、ジムゾンはいつもの悪夢から目を覚ました。小さい頃から決して忘れたことのなかった少女の顔。夢の中で、崖から滑り落ちて行く最期の瞬間はふわりと笑っていた。その笑顔が、それ以降何年にも渡って彼を苦しめることになるとは、その時の少女は思っていなかったに違いない。ジムゾンが12という幼さで自分の将来を神父と決めたのも、全てはその笑顔のせいだった。
(青年 ヨアヒム 1日目 午後 11時 31分 【独り言】)少女の小さな手を、支えきれなかった。崖から足を滑らせた幼馴染を、それでも助けようと手を伸ばした。1度はつかんだはずの手が、汗に濡れて滑る。自分が何とかしようなんて思わないで助けを呼べば良かったのに、声が出たのは、彼女が笑顔の残像を残して落ちた後だった。
あなたを責めたりしない。彼女の笑顔はそう語っていたように見えた。それでも、ジムゾンの罪悪感が軽くなることは決してなかった。あの時からずっと。
(青年 ヨアヒム 1日目 午後 11時 31分 【独り言】)神父は戒律上、結婚をすることは出来ない。生真面目で物腰の柔らかなジムゾンにはファンめいた眼差しを向ける女性はいない訳ではないが、皆その戒律を知っているから、個人的な関係を持とうとはしない。神父という職に就くことで生まれてしまうそんな距離感は、実を言えばジムゾンもまた望んでいることではあったのだ。個人的に誰かと深入りすることは怖い。あの時、幼い子供であった自分ですら、喪失感に潰されそうになったのだ。
(青年 ヨアヒム 1日目 午後 11時 32分 【独り言】)これから誰が現れても、心をつなぐつもりはなかった。絆が怖いのだ。いずれ断ち切られるかも知れない絆なら、最初からない方がマシだった。
神の愛を説きながら思う。大切なものは目に見えない方がまだ信じられるのかも知れないと。宗教とは、教会とは、この小さな村では神の実体を信じて祈るというよりは、心の平穏を見せかけだけでも保証出来る偽りの施設でしかない。
(青年 ヨアヒム 1日目 午後 11時 37分 【独り言】)救いなど何処にもない。少なくとも彼にとっては。救いの本質は、救われるかも知れないという希望そのものだ。そこにしか、救いはない。
…ジムゾンはまた今夜も、ただ悪夢に囚われる。もう救うことが出来ない彼女。それを覚えている限り、救われることのない自分。繰り返される夜と朝は、いつものようにただ無常に流れて行く。
(青年 ヨアヒム 1日目 午後 11時 39分 【独り言】)《このお話はフィクションです》
「私は…人を殺しました」そう彼女は、ひどく落ち着いた声で打ち明けた。そこが懺悔室という場所だから、ありえない話ではないとはいえ、ここまで小さな村では殺人事件なんてものも滅多にお目にかかれない。ましてや自警団でもないジムゾンがそんなことに関わる機会は皆無だったのだから。どう御していいか彼に理解出来るはずなどない。
彼女の顔は見えない。小さな小窓は、部屋の真ん中より下。
(青年 ヨアヒム 2日目 午後 7時 39分 【独り言】)「本来なら自警団に名乗り出るべきでは、と思っていらっしゃるのでしょうが、私の『殺人』は、そういう類のものではないのです」何かを懐かしむような声。狭い村だから大抵の村人は見知っているが、彼女の声は知らない。ジムゾンはただ彼女の言葉を追っていた。「私が犯した罪は心の問題なんです。だから…教会の方が相応しいと」
「あなたは誰かを傷つけたと思っていらっしゃるのですね」相手の言葉を鏡で返す。
(青年 ヨアヒム 2日目 午後 7時 40分 【独り言】)「相手が、傷つけられたと自覚してくれていれば、どんなに楽になるか。彼は私を罰してはくれなかった」涙が混じったのはほんの一瞬。罰して欲しかったというその言葉から、彼女の領域はここだとジムゾンにも理解出来る。相手が彼女を罰しないなら、それは彼女にとって神の言葉と同義なのに、それでも赦しを請いたいと願ってしまう人間の弱さ。神なんて存在は要らなくても、そこにいるかも知れないという誤解だけは武器なのだ。
(青年 ヨアヒム 2日目 午後 7時 46分 【独り言】)「そのお相手が罰さないのに、あなただけが罪を背負う必要は、ないのではないですか?」柔らかな物言いは慣れている。とげとげした心を均すための言葉。「いえ。彼はそれが私の罪であることすらも、まだ知らない」「それならば、きっとお相手は何も気付いていないのでしょう。あなたがしたことが何であれ、見えていない『罪』を、相手を不快にしてまで表沙汰にしない、という選択も、あなたにはあるはずです」
(青年 ヨアヒム 2日目 午後 7時 50分 【独り言】)「いえ…そうはしたくないのです」「何故ですか?」それは。心優しき罪人たちには共通の心理。自分が、楽になりたいだけ。「…私が」彼女は息をつめる。何か重要なことを言い出そうとしているのが、ジムゾンにも判った。「私がしてしまったことが、彼の----いえ、あなたの人生を変えてしまったからです、ジムゾン神父」
(青年 ヨアヒム 2日目 午後 7時 52分 【独り言】)声や雰囲気で自分と同世代だろうとは判断出来た。口の中が一気に渇く。確かに、彼女が落ちて行くのを見てはいたが、彼女が死んだことを確認した訳ではない…そんなことを、確信したくはなかったから。全てを避けていたから。
「探しました。何故こんな遠くの村に?」「…神父は国から赴任先を決められる立場です。私の意志ではありません」「でも希望はある程度通るはずです。家の都合で近くにいたいとか」
(青年 ヨアヒム 3日目 午後 8時 40分 【独り言】)「…何故そんなことを私に聞くのですか」「私が誰なのか、まだお判りではないのですか」「…」
判っているから認めたくないのかも知れない。人を思う心も、絆という名のぬくもりも。あの日捨てたはずなのだ。汗で滑って落ちて行った笑顔と一緒に。
「私を、忘れてしまわれたのですね」その言葉は平坦だった。感情の全てを押し殺しているかのように。ジムゾンは目を閉じた。これは彼女が自分にくれたチャンスなのかも知れないと。
(青年 ヨアヒム 3日目 午後 8時 43分 【独り言】)「ええ、残念ですが、心当たりは何も」わざわざこんなに遠くにまで自分を探しに来てくれた。それこそが彼女の想いの強さでなくて何なんだろう? でもだとしたら、ジムゾンはここで彼女を捨てなければならないのだ。彼女こそ…自分という悪夢にいつまでも囚われているべきではない。戒律に縛られた不自由な男の影など、彼女は追ってはいけない。自由にさせてあげなければならない。
(青年 ヨアヒム 3日目 午後 8時 45分 【独り言】)彼女が微笑むのが判った。見えたわけではなくても。それが通じ合えた故の結果なのか、それともただ単なる偶然なのか。それは判らない。でも彼女は立ち上がる。「あなたが覚えていないなら、私が背負う必要はない。確かに、その通りですね」真意は何処にあるのか、それを探る術はない。だがその声は何かから解放された軽やかさとはほど遠い湿気を含んでいた。濡れている。ジムゾンは腰を浮かしかけた。泣かせたいわけではないのに。
(青年 ヨアヒム 3日目 午後 8時 49分 【独り言】)立ち上がれなかった。選択はなされてしまったのだ。彼女の手を取ってすがることに未来はない。謝って和解してあの日の真実を知ったからと言ってそれがどうなるものではない。道は示されてしまったのだ。
それでも。ほんの少しだけジムゾンの心は軽くなる。結果がどうであろうと、あの日の想いは通じていた。祈りは叶えられていた。それがたとえ神の力ではなくても。希望は、確かにそこにあったのだから。−終−
(青年 ヨアヒム 3日目 午後 8時 53分 【独り言】)
(空気読まずに投下。微妙にキャラ違いますけど、ま、あくまで《この話はフィクションです》ってことで。)
「僕がこの村の出身じゃないって話はしたことあったっけ」
「いえ」
今さら『神父』の顔をして話を聞くのは奇妙だ、とジムゾンは思う。教会の裏手の一室を彼らの相談のために提供し、彼らが狩りを成功させるための手助けをし、村人を、この無職の青年だけを残して全滅に追いやったのは自分なのだから。
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 57分 【白ログ】)狭い告解室に途切れそうな細い声だけが響く。
「他の村でも僕は人狼を見つけられたことは一度もない。いつも村人に白を出して、彼らが喰われたり吊られたりするのを見ているしかなかった」
ヨアヒムの表情が見えていなかったので、その次に唐突に起こった音を一瞬、解釈し損ねた。
彼は笑っている。
「『彼ら』にとって、アレは食事だよねえ神父さん?」
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 57分 【白ログ】)「そうですね」
「食べないと死ぬんだよねえ?」
「……と聞いていますが」
「生きて行くために食事を摂る生き物をさあ、迫害する権利があるのかなあ? 人間てさぁ、そんなエライわけ?」
遠い昔。まだこんな生き方をする前だった頃に同じことを考えた。宗教家として生きていた自分は、狂気よりも慈悲で彼らを守ることを選択した----つもりでいた。
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 58分 【白ログ】)今はもう判らない。村が全滅して廃村になり、赴任先を次々と変わり、それでも同じ生き方を繰り返して行くうちに、『彼ら』に狂人と呼ばれることに慣れた。
それでも心の中では何処かで捩れたプライドを抱えている。自分は宗教家で。彼らは迫害されている生き物で。そして。
「人狼は人狼でしかない。でも悪魔になれるのは人間だけだ」
吐き捨てるように青年は言った。
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 58分 【白ログ】)そう。人狼は自身が生きるために餌を探すだけ。でも人間は。飢えのためでも身を守るためでもなく、自身の悦楽のためだけに全てを殺せる全能の悪魔。
----がたりと音を立ててヨアヒムは立ち上がる。
「占い師なんて正義じゃないよ。生きている村人を針のムシロに座らせて、処刑台または人狼の胃袋に引き連れて行くだけの存在だ。----僕はこの力が嫌い。昔から、そして今も」
「だから白しか出さない?」
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 59分 【白ログ】)ヨアヒムは答えなかった。くすりと小さく笑っただけだった。
小さな窓の向こうで青年は振り向いた。立てつけの悪い扉が軋む音とともに光が差し込む。
彼が出て行ったその向こうから、無邪気な『仲間』の声が届いた。
----やっぱり一緒に来ないの?
「私は、あくまで神父ですから。心の拠り所を必要とする『村人』がいる限りは、教会を守らなければならないのです」
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 10時 59分 【白ログ】)もう声が届く範囲にはいないから、『彼ら』にそれは届かない。
それでも、何かを察したように幼い少年は「ささやき」で笑う。
----じゃあね神父さん。色々ありがとう。
何が正義なのか。物差しはひとりひとり違う。そしてその方向は、ほんの少しつついただけで簡単に向きを変える。
青年は自分と同じ道を辿るのかも知れない、とうっすらとジムゾンは思った。彼らへの『慈悲』ゆえに黒を出せない占い師。
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 11時 0分 【白ログ】)人でありながら人狼に利用され、いつか『狂人』と呼ばれることに抵抗がなくなれば。彼の占いは、餌を作るためだけに自動化された器械となる。
ふと笑みがこぼれる。その微笑は物柔らかで温厚な神父としての笑顔。
「ようこそヨアヒム」
----『こちら側』の世界へ。 −終−
(執筆時間1時間ジャスト! 推敲してない!)
(青年 ヨアヒム エピローグ 午後 11時 1分 【白ログ】)
配役 | 参加者 | 生死 | 役職 | 備考 |
---|---|---|---|---|
楽天家 ゲルト | master | 二日目襲撃死 | 村人 | 限り無く透明に近い人。 |
mondo | 五日目処刑死 | 村人 | パメラを孕ませていたのだがなぜか、逃げられた。いたずら好きだが、ヒゲでばれるらしいよ。 | |
少年 ペーター | yukiusa | 生存 | 人狼 | 春生まれの最年少狼だった。夜更かし好きの悪い子w |
羊飼い カタリナ | blackpack | 六日目処刑死 | 霊能者 | 霊能羊を飼っていた。ワイヤー使い。 |
旅人 ニコラス | Cleha | 六日目襲撃死 | 村人 | 何処までも旅人だった。 |
老人 モーリッツ | otta | 四日目処刑死 | 人狼 | 夏生まれの最年長狼だった。ピザパンを投げるので要注意w |
f91? | 七日目襲撃死 | 村人 | 真のならずものだった。 | |
パン屋 オットー | nano? | 三日目処刑死 | 村人 | 墓下でドーナツを配っていた。 |
宿屋の女主人 レジーナ | IFZfAyQM | 四日目襲撃死 | 共有者 | 亡くなった主人そっくりのディーターを追いかけていた。 |
村娘 パメラ | wai49990 | 七日目処刑死 | 村人 | 村長の子供を身ごもっていたのになぜか、ニコラスに走った魔性の女。 |
sakuhana | 三日目襲撃死 | 共有者 | 必死で逃げ回っていたが、レジーナとの赤い糸は隠せなかったらしい。卓袱台投げ名人。 | |
行商人 アルビン | QQQ? | 五日目突然死 | 村人 | 律儀正しい商人だった。実は女性らしい。 |
青年 ヨアヒム | watercress | 生存 | 占い師 | 小説家。しかしニートw そしてその奇抜な提案は村中を惑わせた。 |
神父 ジムゾン | MtFUJI | 生存 | 狂人 | 冬生まれの頭のおかしい人である(現在進行形)。 |
農夫 ヤコブ | limremon | 生存 | 人狼 | 秋生まれの農作業大好き狼だった。 |
木こり トーマス | gohsuke | 五日目襲撃死 | 狩人 | 昼と夜で人格が違った。 |
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