疑心暗鬼の村 (C1219村) 別名:【経験者16人中5人】初心者だらけのおしるこ村〜どくっきょといちご大福とカレーの影で進むラブロマンス「……私はじめてだから」

【人】 【狼】 【墓】 【全】

(村の更新時間: 13時00分)

過去の村の別名

初代:初心者だらけのおしるこ村
2代目:初心者だらけのおしるこ村〜どくっきょといちご大福とカレー
3代目:初心者だらけのおしるこ村〜どくっきょといちご大福とカレーの影で進むラブロマンス
4代目:【経験者16人中5人】初心者だらけのおしるこ村〜どくっきょといちご大福とカレーの影で進むラブロマンス
5代目:【経験者16人中5人】初心者だらけのおしるこ村〜どくっきょといちご大福とカレーの影で進むラブロマンス「……私はじめてだから」

目次

この村は現在【進行】中です

参加者の皆さんへ

「この人のこの料理いいなぁ」とか思ったら、どんどん食べましょう。食いしん坊はページを作った人だけではありません。この村に参加した皆さん全員です。

カロリー量計算を間違えて太ってしまったり、村全体がコロコロ丸くなっても大丈夫です。PukiWikiを摂取した際、自動で脂肪吸収阻止膜を作るので簡単に元の体に戻せます。多少おかしくなってもきっと誰かが直してくれます。さぁ、どんどん好きな者を食べていきましょう。
(提供はアルネットたかたでした)

ダイジェスト

村に潜伏した人狼を探し出すため議論を重ねていた者の中から突如としてでた、
「わしが狩人じゃ」発言。
どよめく村人……初心者ばかりが集まってしまった村に起こったとてつもないレアケース。
本物か?偽者か?その真意は?白か?黒か?白狼か?
『鬼ヅモ』『どくっきょ』『狩人CO』が巻き起こす疑惑の影で、
ひっそり進行していた一大ラブロマンス村ここに誕生!

みどころ

  • 旅人と幼女のイケナイ カ・ン・ケ・イ☆ミ  (↓に詳細
  • 女将の名奉行(?)っぷり
  • 病弱っ娘パメちゃんのゲットメディスン
  • どくっきょ
  • 村長になりかわることも画策していたのにあっさり吊られてしまった悲運の商人
  • カレーの秘密

名言集

弓兵、ごめん。本決定まにあわなかった。安らかに・・。
しかし、このまま霊ローラーでは消化試合だ。それは大変つまらないな。

(ヤコブ 5日目 午後 4時 16分 【狼のささやき】)

このあとのヤコブの決心が、最終日の混乱を巻き起こす。

| |д・) .。o○(僕は行商人アルアル…しかぁし!その実態は!!ねずみ小僧ならぬみどり小僧なのだ!!はっ。庶民が貧困に泣き叫ぶ声がする!!原因はあの悪徳女主人の営む宿だな!!何でも法外な宿代を請求してくるそうじゃないか。よし。女主人のいない隙に…。)

(アルアル(アルビン) プロローグ 午後 7時 33分 【白ログ】)

思えばこの時点で彼の運命は決したのかもしれない。

ふぉっふぉっふぉ、共有者に占い師が二人。
役者が揃ったようじゃな・・・。
ならば敢えて言おう・・・。
【わしが狩人じゃ】

(モーリッツ 1日目 午後 3時 51分 【白ログ】)

波乱の幕開けである。

鬼ヅモ期待しちゃだめか?

(ディーター 1日目 午前 11時 13分 【白ログ】)

狼の悲運の全てはここから始まったと思うのですよ・・・。

わ、分かったわよ……そうよ、ヨアの事は……えっと……正直……その……す、す、好きぃぃ〜ってやつよ、きっと。
(人狼騒ぎで好きな気持ちが確定しちゃったじゃない!
ジンローのバカー!!
――パメラ心の叫び)

(パメラ エピローグ 午後 3時 51分 【白ログ】)

お…俺は、リーザのためならいちご大福をはん…いや全部あげたっていい!

(たびびとさん エピローグ 午前 1時 33分 【白ログ】)

[...は便箋に想いの丈を綴った]
『レジーナへ
俺のためだけに手料理を作ってくれ!
           トーマスより』

(トーマス エピローグ 午前 1時 56分 【白ログ】)

三者三様の告白劇。結果は・・・?

キャスト

配役参加者生死役職備考
ゲルトmaster2日目に襲撃死村人空に星が輝く頃思い出して欲しい……あれがゲルトの星だ
ヴァルターtakora2日目に突然死村人だった(村長ではない様だ)腰痛がひどくなったのか、引き篭もってしまった。大丈夫だろうか。(噂では女将の料理の試食係だったとの噂も……)
アルアルさんakiko3日目に処刑死人狼女将の鬼ヅモにより吊られてしまった、初にして悲運の狼。きっと、プロで女将の罪をあばいて、お酒を盗もうしたせいだ。違いない。
ペーターcurvedline?3日目に襲撃死占い師あまりに寡黙な真占い師だった。ほぼ突然死のようなもの。何事もないことを祈る。
モーリッツバラスとs?4日目に突然死天然狩人この人があそこまで怪しくなかったら、4日目のあのCOは波紋を呼ばなかっただろう。戦犯にしてある意味一部功労者。
オットーcometcomet4日目に処刑死狂人真があまりに寡黙だった為、判断要素がほとんどないままローラーされてしまった偽占い師。初狼2名、初参加1名の狼陣営においてのアドバイザー的存在でもあった。真が普通の占い師ならば、終盤まで村人に判断を迷わせたのではないだろうか。
レジーナkilala4日目に襲撃死共有者対狼用殲滅兵器「どくるこ」「どくっきょ」開発者。初まとめ役とは思えない鬼ヅモと鋭い考察で狼に恐れられ、襲撃死。墓下でまさかの**Co。
でぃた兄豚足?5日目に処刑死人狼輝く白さ、寡黙を許さないフェアプレイ精神で戦った初狼。その白さと発言力ゆえ吊られてしまうが、最終日の混乱において、やはり彼が白だったのではないかと考えを揺らがせるほどの立派な白狼っぷりだった。ぜひこれからもプレイして欲しい。
カタリナnisizawa5日目に襲撃死村人本当は考察できるだけのスキルを持っていたものの、忙しさの為に寡黙がちになり、最終的には村の判断を混乱させる為にたべられてしまった。村側悲運No1
ヤコブjade59636日目に処刑死人狼最後まで諦めなかった霊騙り。ただのローラーになるを良しとせず、最終日におもわぬCoをする。村人が冷静に、偽と判断する中、まとめ役は見事に引っかかりくじけかけた。エンターテイナー。
ジムゾンaren1202?生存村人怪しいと大人気だったが、終盤ではそれゆえ白と見られる。どうやらカタリナ同様、忙しい人だったようだ。
リーザsayclear生存健気に頑張る共有者内心とんでもなかったが、なんとか女将から引き継いだまとめ役をやりきった。和風料理とお茶をみんなに振る舞ったが、これからは1人の為につくることになりそう。
たびびとさんmurako生存村人ツンデレ。いちご大福大好き。初参加とは思えない鋭い考察と客観的な視点で、リーザにLWではないかと疑われながらも、一途にリーザをフォローし続けた。この村の住人になるようだ。(確定ロリコン)
パメラmezasi生存初参加の天然村人で偽狩人だった病弱設定のはずが、全く持って死ぬ気配のない元気な人。はっちゃけすぎた。幼なじみのヨアヒムとの約束を健気に待つ、純情っ子でもあった。途中咳が出てこなくなるのはどくっきょ(試作型)を食べたお陰。
ヨアヒムc-mind生存霊能者コアタイム集中型の真霊能力者で、信用を崩せなさそうだと判断され狼陣営から早く食べたいと初期から言われていた。カレーを極める為に諸国を回って帰ってきたが、その理由とは・・・?
トーマスalucard生存村人だった序盤、集中的に疑われ、唯一両占い師に占われ両白を得るも、一部にはやっぱり疑われ続けたが、確白としてまとめ役の補佐を立派につとめ上げる。女将がちょっと気になっているようだ。

↑ 自分のIDの後ろの?をクリックすると自分のページが作れます。
「雛形とするページ」にて PlayerTemplate を選択して読込をクリックすると簡単です。

作戦

  • 村人側
    • 共有者1人CO
    • 初日占い師CO
    • 初日狩人CO
    • 3日目霊能者CO
    • 村人の狩人騙り
  • 人狼側
    • 狂人による占い師騙り
    • 人狼による霊能者騙り
    • 人狼による霊能者騙り解除

MVP

(最も活躍したプレーヤーへ贈ります)

MVP投票

※ 1人3票まででお願いします!

選択肢 投票
アルビン 4  
ヴァルター 4  
オットー 4  
カタリナ 4  
ジムゾン 4  
ディーター 5  
トーマス 4  
ニコラス 6  
パメラ 5  
ペーター 4  
モーリッツ 4  
ヤコブ 7  
ヨアヒム 5  
リーザ 4  
レジーナ 8  

MVP投票用コメント

投票理由等の書き込みに使ってください。

  • 恐れ入りました m(_ _)mハハーッ -- ヤコブ 2007-01-23 (火) 23:53
  • 冷静かつ的確な判断と、みちみちた包容力で村人を導いてくれた鬼ツモおかみさんと、だ・・・大事な、た・・・にこ兄と、りざは嫌われちゃったかもだけど、りざはあなたみたいなプレイヤーになりたいです、のでぃた兄へ -- リーザ 2007-01-24 (水) 00:43
  • やはり鬼ヅモ女将と諦めずに頑張ってくれたヤコブに一票づつ入れたいと思う。……ってパメラ、勝手にヨアヒムに入れるんじゃない。(別に構わないが) -- mezasi 2007-01-24 (水) 22:26
  • 狩人騙りのパメラさんへ1票、最後まで足掻き村側を騙し続けてくれたヤコブさんへ2票ですわ。 -- レジーナ@kilala 2007-01-24 (水) 23:23

雑談コーナー

村の感想や、思い出話などご自由にどうぞ。

  • うちのパメラがなんか落ち込んでるので代わりに外の人である私が。■1.『らぶふぃーるど』について・長くなりそうなら雑談コーナーの下にオマケとして付けた方が良いのではないのかと提案する。 -- mezasi@パメラ落ち込み中 2007-01-24 (水) 22:18
  • 落ち込み中のパメラさんのために、おしるこをお持ちしましたわ。つ【たぶんおしるこ(餅抜き)】/みなさまお疲れさまでした。またどこかの村でお会い致しましょう。ごきげんよう。 -- レジーナ@kilala 2007-01-24 (水) 23:27
  • ■1.了解した。それと、エピローグの分が多すぎて見づらいため、やり方を変えてみた。……パメラ、ヨアヒムもお前に負けず劣らず天然というか…お似合いだと思うぞ? -- ニコラス 2007-01-24 (水) 23:53
  • にゃあああああ!(赤面 なにかできてるですよ! ふーはー、ふーはー・・・落ち着いたです おねえちゃん、よあ兄はどうつたえていいのかわからないのかもですよ? 落ちこまないでくださいなのです・・・ つ【梅昆布茶】 -- リーザ 2007-01-25 (木) 00:23
  • う、うん。女将さんのおしるこ(餅抜き)と梅昆布茶でも飲んで待ってみるわ。 -- パメラ 2007-01-25 (木) 00:46
  • お疲れ様でした。またどこかの村で会った時はよろしく。 -- トーマス 2007-01-25 (木) 03:53
  • おまけを更新。小説のようにしてみたのだが、どうだろうか。 -- ニコラス 2007-01-25 (木) 23:35
  • 良いと思うわ、反対する理由もないし、どんどん書いちゃってー!(おしること梅昆布茶ですこし元気になった) -- パメラ 2007-01-26 (金) 00:01
  • あうあう、いまだ恥ずかしくて、てをいれるどころか直視できないりざがとおります・・・ いちどひらきなおったら、にこ兄のほうがどうどうとしているように思うのは気のせいでしょうかっ・・・! -- リーザ 2007-01-26 (金) 01:12
  • ぱめおねえちゃん・・・ つ【のりの佃煮】 -- リーザ 2007-01-26 (金) 01:13
  • ……この佃煮……すんごいしょっぱいの……うぅ……。 -- パメラ 2007-01-27 (土) 01:49
  • だいじょうぶです、おねえちゃんはいつまでだってよあ兄をまっていられるし、もしかしたら来世でまた会えるかもなのです。そしてりざはちゃくちゃくとかきくわえられる↓に、もうどうしていいかわかりません。照れ死ぬって死因があったら、しんでるとおもいます。 -- リーザ 2007-01-28 (日) 00:34
  • 完成だ。しかしまだ殴り書き程度の文章だからな…細かく訂正が入るかもしれない。後はどうするか…ふ、ふふ… -- ニコラス 2007-01-28 (日) 13:51
  • もういいですー(真っ赤 あうあう、ていうかけっきょく一番かつやくしたのはどくっきょっていうオチですかー -- リーザ 2007-01-28 (日) 18:22
  • .oO(こ…これは恥ずかしい…) あら申し訳ございませんつい本音が。ふふ、お幸せに、ですわ。 -- レジーナ 2007-02-04 (日) 00:29
  • Σおかみさんっ!(あせあせ -- リーザ 2007-02-04 (日) 04:59
  • すごい小説ができてる!!ニコさんその笑い方キャラこわれてます!! -- ヤコブ 2007-02-10 (土) 17:08
  • いつまでも『題名未定』じゃあアレだから私が付けといたわ。それに明日は……だし。 -- パメラ 2007-02-13 (火) 05:47
  • にこ兄こわれたですか?こわれたですか?[...は慌ててにこ兄をゆすっている] りざ・・・おさなづま、なのですか? おさなづまってなんだろう・・・? そですね、あしたは・・・ -- リーザ 2007-02-13 (火) 16:00
  • 作ってはみたものの…………ダメ!やっぱり渡せない!(脱兎の如く走り去った!) -- パメラ 2007-02-14 (水) 23:04
  • Σおねえちゃん! ・・・って、落としてるですよ・・・[...はパメラの落とした箱を、自分が一緒に持ってきたらしい箱と一緒に机に置いた] -- リーザ 2007-02-15 (木) 05:38
  • ふぅ……一っ走りしたら疲れたわねぇ〜。あら?こんな所にチョコレートが……(キョロキョロ)食べちゃえ。――ひょい、ぱく お、美味しいじゃないの!……もう一個ぐらい……――ひょい、ぱく ……まだ大丈夫よね?――ひょい、ぱく ……もうちょっと食べたい……(以下略) -- パメラ 2007-02-15 (木) 23:40
  • あれ、箱だけのこってるですよ・・・うーん?[...は首をかしげながらも、深く追求しないことにした] -- リーザ 2007-02-17 (土) 15:32
  • 久しぶりに自分の初狼のときの議事録を読みました。恥ずかしくて穴掘って埋まりたいです。何よりディタが多分これっきりで人狼プレイしてないのかと思うと、本当に申し訳ないです。初めてであれだけの考察のできる人があれっきりで、自分にその原因があるかと思うと本当に後悔です。もし見ていることがあったらもう一度参戦してみてほしいです。お願いします。お目汚し失礼しました。 -- アルビン 2007-09-24 (月) 23:04

おまけ〜ニコラスの幼妻が出来るまで

このコーナーでは、C1219村で実際にあった旅人と幼女のイケナイ恋物語に多少の演出を加えて紹介しています。初心者ならではの初々しい恋愛、どうぞご堪能下さい。

プロローグ

 長旅の疲れを癒すために立ち寄った宿。当面野宿の必要はないなと考えていた矢先、村人の中に人狼が紛れ込んでいるという噂を耳にした。

ニコラス>…ふぅ(やれやれ、面倒なことに巻き込まれたな)

 人狼については聞いたことがあった。なんでも普段は人の姿をしていて、夜になったら正体を現して人を食らうとか。せっかくの宿だが、自分が食われるなんて冗談じゃないな。こんな物騒な村に長居はできない、被害者が出るようなら早々に立ち去ろうと考えていた。
 翌日、外を歩いていると、酒場に村中の人間が集まっていた。そういえば昨日宿屋の女将が皆集まるようにと言っていたな…。安く泊めてもらったため、無視するわけにもいかず覗いてみた。どうやらこれから毎日人狼についての話し合いがあるようで、その取り決めをするために皆が揃うまで待っていたみたいだ。

リーザ >わぁい、これなら夜明けをむかえられそうなのです!
       たびびとさんも、そとは寒いですし、こっちでいっしょにあたたまっていましょうですよ

 少女が話しかけてきた。確かに外は寒いが、素直に入るのも恥ずかしい。

ニコラス>どうしてもと言うのなら中に入らないこともないがな…

 すると少女が近付いてきて、引っ張ってきた。

ニコラス>こ、こらっ、くっつくな!俺は女は苦手なんだっっ(どきどき)

 離れるように言ったはずだが、なぜか抱きついてきた。女に抱きつかれることに免疫のない俺は赤面してしまった。

リーザ >あれ、なんだかたびびとさん、お顔があかいのですよ?(ぎゅー
       ぱめおねえちゃん、りざ、お茶いれるですから、おしるこわけて欲しいのです

 向こうにいたパメラという病弱そうな娘がニヤニヤしながらおしるこを持ってきた。

パメラ >ケフン……リーちゃんはちいさいのに偉いねぇ〜♪
       特別に……コフっ……お姉ちゃんのおしるこ分けてあげるわ♪
       そうそう、スプーンは“二つ”で良いわよね♪
リーザ >やったぁ、おねえちゃんダイスキなのです! おまけにのど飴もあげちゃうのです(こぽこぽとお茶を注ぎながら
       たびびとさんたびびとさん、一緒におしるこいただきましょう?

ニコラス>ふ、ふん!なんで俺がこんなもの…お、おいっ、待てっっっ

 2人がかりで椅子に座らされた。なんだかいやな予感が…

リーザ >? たびびとさん、ほら、あーんです
ニコラス>おい!こら!何のためにスプーンふたt(もごもご
リーザ >? スプーンはもし落としちゃったときのよびでいただいたですよ?

 …こうして俺は、公衆の面前で少女におしるこを食べさせられてしまった。あの恥ずかしさを超えるものはなかなかないだろう。しかし、こうやって人と触れ合うのは何年ぶりだろうか。俺に甘えてくるこのリーザという少女に対して、俺は懐かしいものを感じていた。

幼女の無邪気さに戸惑うたびびとさん。この頃からすでにロリコンに目覚めていたのかもしれない…

1日目

 …昨日は大変な一日だった。中々噛み合わない意見、突然のモーリッツ爺さんの狂乱、そしてずっと俺にくっついて離れないリーザ。よほど疲れていたのか、部屋に入ってからの記憶がない…どうやらそのままベッドに倒れ込んでいたみたいだ。このままでは体がもたない、こんな村はさっさと出て行くに限る…そう考えてはみたが、とにかく腹が減った俺は食べ物を求めて部屋を出た。

 一方、昨日の会議の本決定を確認しに、リーザは酒場に入った。

リーザ >ふぁ・・・おはようございますです
       【本決定了解なのです】
       おかみさんのついかぎだい、■3と4は、ぜんいんがこたえなくてはいけないわけではないってこと・・・ですよね? うにゃ

 まだ寝ぼけているようで、ふらふらと食卓についた。
 
リーザ >あれ、なんだかトリュフみたいなのがある・・・でぃた兄がつくってくれたのかな? (ひょいぱくがりっ
       ・・・・・・っ(ばたり

 何か得体の知れない黒い物体をかじったリーザは、その場で気絶してしまった。そこにパメラがやって来た。

パメラ >ちょっと様子見に来たわ。
       ん?リーちゃん、そんな所で寝てると風邪引くわよ?
       どこかに毛布なかったかしら……?
       ――ごそごそ

 パメラは、様々な物が収容されている自慢の四次元スカートの中を探り出した。

パメラ >……さすがに毛布は無かったか。
       空いてる部屋から引っ張り出してきますか。

 パメラは毛布を取りに酒場を出て行き、その3分後、俺は酒場に入った。

ニコラス>…っ!り、リーザ…?なぜ床に寝て………

 俺はキョロキョロと周りを見回したが、誰もいない。

ニコラス>…誰もいないな。し、仕方ないからそこのソファーにでも運んで…

 恐る恐るリーザに手を触れた。いつもは抱きつかれる側なので分からなかったが、リーザの体は柔らかくて、とても軽い。

ニコラス>っ、どうして俺がこんなこと!

 なんだか顔が熱くなって変な気分になりそうだったので、自分を誤魔化すように急いでリーザをソファーに運んだ。

ニコラス>………よし。しかし一体何があったんだ…ん?これは…

 そこには得体の知れない黒い物体。腹も空いていたのでかじってみると、がりっとらっきょのような音がして…

ニコラス>ぐ……(ばたり

 俺の意識は途絶えた。その直後、パメラが毛布を持って戻ってきた。

パメラ >あら?リーちゃんソファで寝てたっけ……?
       ……いつの間にか旅人さんも近くで寝てるし……?
       何が起きたのかしら?とにかくご両人毛布を掛けてあげますか。一枚しかないんだけど……まぁ、いいか。そぉれ……と。

 ソファーに倒れこんでいたらしい俺と、リーザに一枚の毛布がかけられた。

パメラ >あら?なかなかいい匂いがするわねぇ……らっきょ……かしら?
       ――ぱく
       ……ぐ!こ、こ……いつ……は……『どくっきょ』……な…の………?
       ――ぱたりっ

 パメラもその場に伏し、朝食を作り終えた荒くれ者のディーターが入ってきた。

ディータ>なんでこんな死屍累々なんだ?そもそも、なんでニコラスとリーザが一緒に寝てるんだ?その手の趣味か?まぁ、止めないが手が後ろに回るようなポカは
       するなよ
       つ鳥のから揚げ、ごぼうのサラダ、豆腐とおからの巾着焼きあとは・・・ショコラ

 ディーターは食卓に料理を並べていった。いい匂いにリーザは目が覚めたようだ。

リーザ >・・・う、うーん・・・(ぱちっ
       あれ、りざどうしてこんなとこで寝てるですかね・・・? ってたびびとさん?! はわはわ、どうしたですか?!

 すぐ隣で寝ていた俺を見てとても驚いているようだ。

リーザ >え、ええと・・・うう、りざじゃおへやにはこべないですし・・・そうだ、ひざまくらすれば良いですよ! よいしょっと(ぼすん
       なんだかあまい匂いがするです・・・あ、ショコラだー、わー・・・あれ? なんだか黒いものをたべるのが怖いです・・・からあげにしとくです・・・

 料理を並べ終わったディーターがこちらにやって来た。

ディータ>お前らやっぱりそういった仲か・・・リーザ・・・そのままだとたびびとさんが塀の中で臭い飯を食う事になるから俺が部屋に運んでおこう・・・ショコラがダメ
       ならホットケーキやいといたから食べるといい

 俺はそのままディーターに担ぎ上げられると、そのまま部屋に連行されてしまった。

リーザ >そういうなか・・・??? うーん、どういうなかだろう? それに、くさいめし・・・? いっしゅうかんまえのごはんとか・・・? うーん、むずか
       しいのです・・・

 リーザは首を傾げながら朝食を取った。そして昼前、俺は酒場に戻って来た。

ニコラス>朝の記憶が無い…何が起こったんだ?とても温かい感じがしたんだが…

 朝起きて酒場に来たような気がしたが、気のせいだったのか?そう思いながら食卓につき、なぜか周囲から白い目線を感じながら昼食を食べ、ゆっくりしていると、レジーナが血相を変えて酒場に入って来た。
 …ゲルトが無残な姿で発見されたらしい。やはり人狼は村人の中に紛れ込んでいたのだ。被害が出るようならさっさと村を出て行くつもりだったが、俺にしがみついて震えるリーザを見て俺は迂闊にも、またこの無邪気な少女の笑顔が見たいと思ってしまった。

2〜5日目

 リーザをそのまま放って出て行くこともできず、俺はその後も村に留まり、人狼を一掃するために力を貸していた。リーザもずっと俺にくっついてるわけにもいかず、皆の手伝いで忙しそうだった。

リーザ >ばたばたしたですけど夜明けですね・・・みんなで無事に迎えられるといいのですけれど・・・
       ・・・夜が明けたらまたばたばたするですからいまのうちに、たびびとさんとすきんしっぷです えい(ぺた

 このようにたまにくっついてくる程度だった。だがリーザに甘えられると妙にドキドキして嬉しさがこみ上げてきた。酒場にいる時はずっとリーザのことを見ていたし、一人でいる時も頭から離れない。少しずつ俺の中でリーザの存在が大きくなってきていた。

 俺はリーザの出す食べ物が大好きだ。もちろん味は最高に美味いが、それだけではなく心が温まるような、そんな気分にさせてくれるのだ。そしてその中でも格別なものがある。それは…

リーザ >そろそろおやつのじかんなのです あたまをつかうのもいいですが、つかれたときにはあまいものですよ
       つ【いちご大福】

 これだ。早速俺の前に置かれたいちご大福に手を伸ばす。

トーマス>【イチゴ大福】(もぐもぐ)うめ〜っ!もう一個
ニコラス>そして俺の分のいちご大福を取るなっ!
トーマス>食ったやつで良かったら戻すぜ(笑)

 俺の大切な…いちご大福が…リーザのくれたいちご大福が奪われてしまった…!トーマスのふざけた態度に、大切な人を殺されたかのような憎しみが湧き上がった。

リーザ >は、はわわ、いちご大福まだあるですからっ!

 可愛いリーザに止められてしまってはどうしようもない。また持ってきてくれたので、それを食べることにした。やはり格別だ…隣でリーザがニコニコしながらこっちを見ていた。途端に嬉しくなる。リーザが笑っていてくれるだけで、俺は幸せなのだ。

 その後も俺達は着実に人狼の数を減らしていった。連日人狼だけを処刑し続けられたのは、女将レジーナの采配による所が大きかった。しかしそれで人狼にとってはやっかいだったのだろう、レジーナが無残な姿で発見されることになった。そして…リーザがまとめ役になってしまった。忙しくてほとんど会話することもできない。2人で話せるのは食事の時間くらいのものだった。
 これは誰も料理を作ってなかったので、トーマスが食事を用意した時の話だ。

リーザ >はっ りざとしたことがご飯を作り忘れるなんて!

 リーザはハッとして調理場に駆けていき、少しして戻って来た。

リーザ >お鍋のお供に【たきたてご飯】【おうどん】どうぞ あ、あと【もちなしおしるこ(もちはセルフサービス】【おおきめいちご大福】

 いちご大福だ。これで疲れた心も癒されるというものだ。

ニコラス>いつの間にかリーザに慣れてしまったようだ…(なでなで

 リーザが愛しくなって、つい頭を撫でてしまった。

リーザ >っ!? あ、あのあのあの・・・?(真っ赤

 あまりに可愛い反応をするものだから、抱きしめたい衝動に駆られた。

トーマス>晩飯ありがとな。【たきたてご飯】【おうどん】(むしゃむしゃ)
       ついでに【おおきめいちご大福】(もぐもぐ)う・・・うめ〜っ!もう一個!!
ニコラス>そして俺の分のいちご大福を取るなっっっ!
トーマス>食べたやつで良かったら今から戻してもいいぞ?(って、前にもやったような・・・)

 トーマスがまたも俺のいちご大福を奪った。しかも2人の世界を邪魔されたのだ。もう許さない、と掴みかかろうとした瞬間、リーザがしがみついてきた。

リーザ >わー、わー、まだあるです、いちご大福まだあるですから!

 …俺がリーザを抱きしめるのとは逆だが満足だった。リーザの笑顔を見ながらいちご大福を食べることもできたし、もうトーマスを怒る理由もない。
 こうして楽しい食事の時間が過ぎると、また会議が始まる。とにかく俺はリーザの負担を軽減するためにフォローに務めた。俺の意見が実際に役に立ったのかは分からないが、リーザを助けると微笑んでくれた。それだけで俺はがんばることができた。そして努力の甲斐もあって、最後の人狼を処刑するだけになり、ようやく皆一息ついていた。

ニコラス>昨日までは殺伐としていたが、今日になって皆余裕が出てきたようだな。
       まとめ役に料理に大変だったろう。よくがんばったな(なでなで
リーザ >なんだかたびびとさんがやさしいのですよ、いえいままでもやさしかったですけどなんだかヘンなのですよ! あうあうあう・・・(赤面口ごもり

 リーザ…なんて可愛いんだろう。可愛すぎてどうかなってしまいそうだ。俺の足にくっついてきたので、俺は頭を撫で続けた。

 そして処刑前、皆の不安感が晴れた頃、パメラがいつもの様に皆に宣言した。

パメラ >【私は時期村長の座を狙っている】わ、
       対抗する気のあるものは名乗り出なさい。

 パメラはそうやっていつも皆を驚かせる。こいつのペースに乗せられるのも悔しいので、俺は言ってやった。

ニコラス>村長か…俺はリーザを推薦する。今回のことで立派に村の皆を率いていたのでな。お前にはリーザがもう少し大人になるまでの村長代理がお似合いだ。

 するとリーザはびっくりして、

リーザ >Σ りざ、なんかすいせんされてるですか?! む、むりむりむり、むりなのです!(汗
パメラ >むむ……!どうやらリーちゃんが私の野望の障害となりそうね……負けないわよ!
ニコラス>お前なら大丈夫だ。ど、どうしてもというのなら俺がついてやらんこともないぞ。

 リーザは否定していたが、俺は本気だった。パメラは本当に村長になりたくて言ったのだろうが、処刑前の暗い空気を拭ってくれたパメラには感謝しなくてはならない。リーザも少し気が楽になったようだ。
 そして最後の処刑が行われた。

エピローグ

 人狼の脅威は去った。皆飲み、食い、お互いの生存を祝った。その中で俺達はまだ村長の件について話していた。パメラかリーザか、そんな不毛な言い争いの最中、ふと思い出したようにパメラが言った。

パメラ >おっと!重要課題を忘れていたわ。
       ■4.リーちゃんと旅人さんの挙式は何時にするか。
ニコラス>…!?
パメラ >■4.そうねーやっぱり六月に行うのがベストかしら?んー、でもいきなり結婚もアレよねぇ……やっぱり五年、十年後になるのかしらねぇ?ま、とりあえ
       ず……。
       ――ごそごそ(スカートの中を探ってる)
       はい、婚約指輪。(ニコラスに小さめの四角い箱ポンと渡す)

 急に何を言い出すんだろうこいつは?俺は動揺を隠せなかった。

ニコラス>な、、、何を勘違いしている!?俺は別にそんなつもりでは…大体結婚と言うものはお互いの気持ちが大切なわけで…その…リーザがどう思っているかが
       だな…

 そうだ、リーザは俺のことなんてなんとも思ってないはずだ、きっとそうだ、そう言ってくれ、と願った。

リーザ >り、りざですか?! りざはたびびとさんのこと… で、でもですね、そういうことはお互いの気持ちが大事ですからたびびとさんがどう思ってらっしゃる
       かがですねっ
パメラ >        必殺!パメラアイ(愛)!!

       うむ!見極めた!
       【ニコラスはリーザの事が気になっているようだ】
       【リーザはニコラスの事が気になっているようだ】
       こんなん出ましたけど〜?
リーザ >っておねえちゃん!(汗

 リーザが俺の気持ちを知りたがってる。何か言わなければならないが、パメラの言う通りお互いにその、そういう気持ちなのかも知れないが、やはりそう言うのは怖い。

ニコラス>おおお俺は…リーザが………s…そ、そうだ、もう人狼はいなくなったのだし、この村にとどまる理由も無い!そろそろ行かせてもらうか…

 俺は逃げた。リーザの方から言ってくれるのを期待していたのかもしれない。

パメラ >リーザ……旅人さんが行っちゃうわよ?
       老い先長い人生、確実に後悔する選択はしない方が良いわよ……ケホっ。

 できるだけゆっくり歩き、リーザの答えを待った。

リーザ >…た…たびびとさんのいくじなし!りざがすきなら、いっしょにこいくらい言ってみろなのです!
パメラ >ズギュゥゥゥゥン!!(SE)

 リーザが走って出て行ってしまった。俺はなんて馬鹿なことをしたんだろう。とにかくリーザを追いかけた。後ろからパメラもついてきていたが、そんなことはどうでもよかった。

ニコラス>ま、待ってくれ!

 リーザが立ち止まる。俺は、この少女に伝えなくてはならない。焦って何も言葉が浮かばないが、それでも俺の想いをぶつけなければならない。

ニコラス>リーザ…お前は…俺の心を開いてくれた恩人だ。お前がいなければこれからも孤独に旅を続けていただろう…。

 リーザが振り向いた。その目には涙が浮かんでいた。

ニコラス>俺はお前のことを…た、大切に想っている。
パメラ >ドギャァァアン!!(SE)

 リーザの目から涙が溢れ出した。頭が真っ白だったが、それでも言葉を続けた。

ニコラス>この騒動に最後まで付き合ったのも、お前を守るためだったんだ…。お前が許してくれるなら…俺はここで暮らしてもいい
       と思っている。

 指輪を渡そうとして…止めた。

ニコラス>パメラ…この指輪は返す。すまないな…こんな俺に気をつかってくれて……もう大丈夫だ。
パメラ >おろ?いいの?

 俺はパメラに指輪を返した。パメラは事の成り行きを見守っているようだ。俺がリーザの方を向くと、がまんできなくなったのか、俺に飛びついてきた。

リーザ >り・・・りざも、たびびとさんのことが、だ・・・大事です! だから・・・その・・・たびに出ないでください! みらいの村長けんげんで、たびび
       とさんは、ずっとりざとこの村でくらすことを命令するです!

 あれだけ無理だと言っていた村長の権限を使うと言っているのだ、相当な決心なのだろうが、俺はおかしくなって、リーザの頭を撫でてあげた。

ニコラス>村長権限でなくとも、お前がそう言ってくれるなら…俺はここで暮らしたい。…今はまだ無理だが…その、結婚する時までには指輪も自分で用意する。
       だから…それまで待っててくれないか。

 そしてしゃがみ込んで、リーザと向かい合った。

ニコラス>一生大切にする。

 するとリーザに笑顔が戻った。でも涙は止まらないようだ。俺はこんなにも小さくて、健気で、可愛い少女を泣かせてしまったんだ。責任を取らなくてはならない。

リーザ >・・・うん・・・りざ、待ってる・・・
       そのあいだに、もっともっと、すてきなレディになるから・・・だから・・・やくそく、なのです(首に抱きついてほっぺにちゅ
ニコラス>リーザは今のままでも十分素敵だ…(ギュッ

 俺はたまらなくなって、リーザを抱きしめた。しばらくして、急に恥ずかしくなったのか、

リーザ >はう・・・そ、そんなこといってうわきとかしたら、おねえちゃんに【どくっきょ】のつくりかたおしえてもらうですからね!

 と言って俺を突き放した。村長権限にどくっきょ…俺は本当に大変だな。もっとおかしくなってまたリーザを抱き寄せた。リーザはその間ずっと顔を真っ赤にしていた。

 その後俺達は酒場に戻り、パメラをからかったり反省会をしたりで盛り上がった。その中での話を紹介しよう。

ニコラス>しかしリーザが初参加だったとは…ずっとリーザの意見を助けていたから判らなかったな…
リーザ >そう、どうしてずーっとりざのフォローしてくれるのか謎だったのですよ 謎がとけました
ニコラス>リーザが狼ならば負けてもいいと思っていたくらいだからな。始めから全面的に信用していた。
       …ところで、俺はもう旅人ではなくなった。名前で呼んでくれないか?
リーザ >う、うわぁ、りざは途中から「?」と思っておもいっきり疑ってたのですよ〜ごめんなさい(汗 でもでも、さいごにはたびびとさんが狼さんならしかた
       がないかなって・・・あ、えっと、たびびとさん、じゃなくて・・・その・・・ ・・・に、にこ・・・ ・・・ ・・・ ・・・にこ兄!
       げ、ゲルト神さまこんせつていねいなのですねっ(目をそらし
ニコラス>ふ…まあいいさ(なでなで

 2人で愛を誓い合った後でも俺の事を未だたびびとさんと呼んでいたリーザ。この呼び方も嫌いではないが、やはり名前で呼んで欲しかったのだ。だがしかし、兄と呼ばれるのもそれはそれで良かったので許してあげる。名前の事は後に取っておこう。ふふ、楽しみだ。
 他の話も紹介しよう。

アルビン>リザお疲れ様。いきなり能力者&纏め役は辛かったでしょうね。
リーザ >あ、あるあるさんおつかれさまでした〜
       もう、おかみさんがいらっしゃる時は、おねがいだからおかみさんより先にりざを襲って〜と思ってました(苦笑

 俺はその言葉を聞いてショックを受けた。リーザが死んでいたら…リーザが死んで…ダメだ、もはや生きる意味すら残っていない。

ニコラス>リーザが死んでいたら俺は…狼Coして吊られていたかもしれない…
リーザ >にこ兄・・・そんなこと(りざにすらLWじゃないかと最後まで疑われててでぃた兄がLWじゃなかったら次点にと思われてただろうにこ兄が言うとしゃれに
       ならないですから)言わないでなのです・・・ りざのぶんまで、がんばって生きるってほうがうれしいのです

 …リーザに黒いものを感じたが、この際どうだっていい。俺の頭の9割がリーザで占められているため、リーザが死んでしまうということは、俺の心が死んでしまうのに等しい。本当にリーザが生きていてよかった。リーザを襲わなかった人狼達には感謝しなければならないな。

兄とか死ぬとかもうなんだか、たびびとさんはどんどん病的になっていく。

 反省会の終わった頃、トーマスの発言で場の(俺の)空気が変わった。

トーマス>ところでリーザ、今日はいちご大福は出してくれんのかな?
ニコラス>!

 いちご大福!リーザの愛がより深まった今、その美味さは計り知れない。俺とトーマスが構えると、パメラの目が光った。

パメラ >おっと!因縁の苺争奪戦が始まろうとしています!
       実況は私パメちゃんと解説の「外の人です、いや〜実は私、苺大福きら――」さぁゴングです!
       ――カァーン!
リーザ >だ、出して大丈夫なのでしょうかです・・・(汗
       つ【特大いちご大福】(おそるおそる

 俺達は同時に手を伸ばしたが、俺はトーマスの巨体に跳ね飛ばされた。

トーマス>【特大いちご大福】(もぐもぐ)う・・・うめ〜っ!もう一個!!

 踏みとどまって、トーマスに全体重をのせたタックルをお見舞いした。

パメラ >おっとニコラス選手いきなりとびかかったぁ!体格差を考えると俄然不利に思えるが!?「愛の力で何とかす――」トーマス選手はどうでるのか!?

 ダメだ!何度攻撃してもトーマスは全く動じる気配がない。そうしてる間にトーマスは全てのいちご大福を平らげてしまった。ああ…リーザの愛の結晶が……そうだ、リーザ!俺にはリーザがいるのだ!

ニコラス>いちご大福が…!くっ……お、俺にはリーザがいる!勝ったと思うなよ!

 俺はリーザに抱きついた。するとトーマスが笑い出した。

トーマス>ふっ、小さな女の子に頼るとは・・・つくづく情けないやつだな。
       そんな君にはこれをやろう。
       つ【おままごとセット】(お医者さんセットは危険だからな)

 愛を持たぬトーマスに言われても悔しくなんかない、と自分に言い聞かせる。……ふと気がつくとリーザが俺の手の中で泣いていた。

リーザ >にこ兄・・・りざがすきっていうのは、いちご大福をだすからすきっていみだったですか・・・?(しくしく

 な…何ぃぃぃ!?

パメラ >――カァンカァンカァン!
       試合終了〜!!トーマス選手の早食い作戦にはさすがに敵わなかったか〜!!「私要らな――」そうね。「即答!?しかしニコラス選手試合に負けて
       勝負には勝ってま――」さぁ、負けたニコラス選手に奥さんであるリーちゃんから疑念をもたれている!ある意味第二試合開始です!!
       ――カァーン!

 とにかくリーザといちご大福は関係ないということを伝えなくては!いや、関係なくはないが、そういうことではなく、俺にとってはリーザが一番なのだ!

ニコラス>お…俺は、リーザのためならいちご大福をはん…いや全部あげたっていい!
リーザ >っ?!?!(どきゅん
トーマス>oO(ニコラスって結構セコイな。くっくっく)

 ああ…言ってしまった。だがこれでリーザの愛が戻るのなら、今後いちご大福が食べられなくなってても俺は後悔はしない!

ニコラス>リーザ…(ぎゅっ

 リーザを抱きしめた。リーザは機嫌を直してくれたのか、俺の腕の中でもじもじしていた。

リーザ >・・・あ、あの、りざ、にこ兄のために、ためだけに、これ・・・

 リーザは俺にピンク色のハート型をしたいちご大福を差し出した。ケーキ並みの大きさだ。ふ…俺はやった!これで完全にトーマスに勝利した。トーマスも恨めしそうにこっちを見ていた。

トーマス>oO(なんかすごく虚しいぜ・・・)

 俺は急いで口をつけようとして、さっきの誓いを思い出した。これではダメだ。

ニコラス>い、いや、一緒に食べよう…。2人の愛の印だ…。
リーザ >うん・・・じゃあ半分こ・・・ あ、でもハートがわれちゃう・・・
       ! そうだ!

 リーザはハートの下部分をくわえた。どうやらポッキーゲームの要領で食べるつもりらしい。

リーザ >んー、んんー(にこ兄ー、どうぞなのですー
ニコラス>あ、ああ…(はむっ

 こ、これはっ!俺のファーストキス!2人の唇が徐々に近付き…
 ……………………………………ちゅ

リーザ >ちゅ・・・ぷはっ ハートをわらずにふたりでたべられたですよ〜♪

 甘い。とても甘い。キスとはこんなに甘いものだったのか。

ニコラス>これで2人の愛は永遠だ…(もう一度キス
リーザ >えいえん、なのですよ(ちゅ

 こうして俺達は何度もキスを繰り返した。

パメラ >≪リーザとニコラスを取り巻く空間からあまぁーい気配が漂ってくる!!どうやら二人はラブラブモードに突入したようだ!!この二人の空間に入るには
       同じくラブラブオーラを纏うしかなさそうだ!!≫
       くっ!正直うらやましい!!

外野そっちのけで形成されるらぶ☆ふぃ〜るど。近付くとハートが飛んできそうなこの空間を壊すことは誰にもできなかった。

 最後の夜、俺達はパメラの想い人、ヨアヒムの帰りを待っていたのだが、中々帰って来ない。疲れが溜まっていたのか、限界が来てしまった。

ニコラス>幸せを…掴み取るんだ…。
       俺は…眠い(ばたり
リーザ >そう、しあわせはじぶんのてでつかまなきゃ・・・です・・・ あー、にこ兄ー、しっかりするですー・・・りざも・・・ねむいです・・・

 リーザもそうだったらしく、ほとんど寝ぼけたまま無意識に俺をひざまくらして、がくりとうなだれた。

パメラ >…………。
       ほらリーちゃん、旦那さんに毛布を掛けてあげなさいな。
リーザ >もうふー・・・もうふですー・・・

 やはり寝ぼけたまま毛布を受けとって、俺ににかけた。

リーザ >すぴー・・・
パメラ >……いいのよ、皆の幸せが私の幸せだから。
       老い先短い命、皆のために使えて幸せだったわ……。

パメラは2人の幸せを願って退場。そして舞台は2人の世界…

 朝になり、リーザが目を覚ました。

リーザ >ふぁ・・・あ、あれ? りざ、なんでにこ兄をひざまくらしてるですかね・・・? ・・・まあいいか、です

 どうやら2人ともそのまま寝ていたらしい。リーザは幸せそうに俺の頭を撫でた。しばらくして、俺も目を覚ました。

ニコラス>ん…リーザ…?
リーザ >おはようございます、にこ兄(なでなで

 目の前に可愛いリーザの笑顔。その最高の幸せの中で、俺はあの朝のことを思い出した。

ニコラス>…思い出したよ。
       あの時もこうして膝枕をしてもらっていたな…。
リーザ >思い出したですか? なんだか、ずいぶん前のことみたいなのです・・・(なでなで

 リーザの手が気持ちいい。どうしてこんなことを忘れていたのだろうか。

ニコラス>あの朝以来だ…リーザのことが気になり出したのは。
リーザ >そうだったですか・・・りざはただ、にこ兄がしんぱいでああしたのですけれど・・・

 そう考えると、どくっきょも決して悪い物ではないような気がしてきた。

ニコラス>ふ…どくっきょにも感謝しないといけないな…。
リーザ >ふふ、たしかに、どくっきょにも感謝・・・いえでももうけっこうですよ、りんしたいけんは

 ふふ、全くだ。しかしどくっきょがなければ、俺はリーザを置いて旅に出ていたのかもしれない。こんなものが俺達の愛し合うきっかけになるとは、誰も想像できなかっただろうな。俺は起き上がって、肩を寄せ合った。

ニコラス>もう俺達にそんなもの必要ないさ…。
リーザ >そうですね(ぎゅ

 リーザから伝わってくる体温に、俺は確かな愛を感じていた…。

アルビン>| |д・) .。o○(皆さんまたどこかで)
アルビン>|彡サッ!
リーザ >Σあるあるさんっ またどこかで〜

 どうやらアルビンが気を利かせてくれていたようだ。リーザは急に恥ずかしくなったのか、俺から離れて立ち上がった。

リーザ >さて、それじゃありざもいかないと
       カレーをたべて、みんなのお墓にもそなえて、よあ兄とぱめおねえちゃんを、明日からどうやってしんてんさせるかかんがえながら、おうちにもどっ
       てにこ兄の部屋をよういするですよ

 リーザが向こうを向いた。

リーザ >それじゃ、さきに行ってるのです
       ・・・ニコラスさん!

 そして走って逃げていった。リーザがいなくなったことで、急に寂しくなったのだが…ん?

ニコラス>………?今俺のこと…

 嬉しさがこみ上げてきた。踊りだしそうになったが、堪えて気合を入れた。まだ人狼騒ぎが終わったばかりで村は大変だからな、これからも忙しくなりそうだ。俺は希望を胸に歩き出した。

 これで俺達の物語は終わりだ。しかし問題はまだまだ残っている。パメラの件、トーマスの件、村長の件、村の復興。気の遠くなるような話だが、それも2人でなら乗り越えられる。リーザの笑顔を見ていると、そう思えてくるのだ。これからもこの村を忘れずに見守っていてくれ。…さて、それでは俺も帰るとしよう。リーザが部屋を用意してくれているからな。ふふ…楽しみだ。

                                                ーfinー