ディーターとヴァルターとトーマスが死んで天へ昇った。三人が天国の入り口までやってくると、そこには門番がいた。ディーターはおずおずと門番の前に進み出ると、こう言った。
「俺は狂人として村人たちを疑心暗鬼に陥れた。こんな俺は地獄に落とされちまうのか?」
「安心なさい。神はそのようなことで人を裁いたりはしません」
ディーターを勇気付けるように、門番は優しく微笑んだ。
「ただ、Gerd(ゲルト)のスペルを間違えずに言える者なら、誰でも天国に入れるのです」
続いて、ヴァルターが門番の前に進み出た。
「門番よ、私も生きている間は人狼として村を恐怖のどん底に陥れてきた。こんな私は天国ではなく地獄へと行かされるのだろうか?」
「安心なさい。神はそのようなことで人を裁いたりはしません」
門番はヴァルターにも優しく微笑みかけた。
「ただ、Gerd(ゲルト)のスペルを間違えずに言える者なら、誰でも天国に入れるのです」
最後に、トーマスが進み出てこう言った。
「俺は天然狂人としてずっと村のみんなを混乱させまくっていた。俺も天国に入れるのか?」
「安心なさい。神はそのようなことで人を裁いたりはしません」
門番は、トーマスに優しく微笑みかけた。 「ただ、LUPUS IN TABULA Second Edition:Werewolves Around The Table(汝は人狼なりや?)のスペルを間違えずに言える者なら、誰だって天国に入れるのです」