主にこの件において最初に問題として提起されたものは、個人的な動機により、特定の人間と打ち合わせをした後に村で参加する行為ですが、問題の本質を整理し、深く議論するために、本項目では「示し合わせ参加」を、
方法手段を問わず、ゲーム開始前において村内参加者のIDについての知識がある状態
と、定義します。
チャットで仲間同士の確信的誘い合わせ行為から、村のエピローグ中などに偶然人狼の空き村の話題になり流れ的にエピに居た面々が入ったことが分かった、などの非確信的だが結果的に事前情報を得ている状態まで、全ての事象を含め、これら全体に対する問題提起、マナー論議として扱います。
また、メタ推理などの単語定義については、用語集の解説に準じるものとします。
禁止行為、マナーのページも合わせてご一読ください。
示し合わせ参加自体は、人狼に常連や再戦仲間といった定義が存在したときから、一部のPLが後ろめたくもこっそり行った事実は存在する…という事は否定できません。ただ、これについては以降に触れますが、人狼の本質的に、大きな問題には至りませんでした。
今回、問題化したのは、一部の示し合わせの疑いをもたれていたPLが数人集中した村に対し、乗っ取り行為ではないのか、身内以外の他人が参加する村であからさまに行うのは不快、これらはメタ推理上のルール違反では? などの意見が公式掲示板(以降、にんじん氏のChannelBBSを指す)にて出された事がきっかけです。
ただ、あくまで村単体では、次からは気をつければ…として済んでいたかもしれません。
しかし残念ながら、一部のPLは再度、再再度実行し、その度に同じメタ推理をされる結果を生みました。これでは隠すことに無自覚と受け取られても仕方ありません。また、エピローグやまとめサイトなどの公の場で、示し合わせに対して無自覚な発言を行うPLが散見されてきたことも事実です。
容易なメタ推理を誘いマナー違反の段階に足を踏み入れたPLが出現した事、そして、それらのPL集団が何度も同じことを繰り返した事、この二点が重なり、問題視にまで至ったのだと思われます。行為の是非は後に議論するとして、これらに対して不快感を持つPLが増えてきた、というのは事実であり、一連の問題にスポットが当たり、議論開始へと繋がりました。
ただ、不満の中で例に出された村の中には、単に仲の良いPL同士が偶然に一緒になっただけと思われる村もあり、疑惑には至らぬと思われるケースもありました。しかし、逆に言えば、質の悪い示し合わせが蔓延すれば、何の罪も無いはずの、「単に仲の良いPL同士で偶然に一緒になっただけ」であるあなたが、そしてわたしたちが誤解され、過剰反応で無用な疑いや中傷を受ける可能性もあると言うことです。
ここまで来ては、黙認ですむ問題とは言えない段階です。
無自覚なPLや、一部の誤解の出現、それらは悲しむべきことです。しかし、それを契機に議論の場が持ち上がった以上、いずれは出るかもしれなかった膿を除去し、今まで曖昧にしていた事を再定義する好機であると受け止め、いま、この場で真剣に考えておくことが肝要だと思うのです。
にんじん : そのひとたちが悪意やおかしな目的意識を共有していないかぎりは、わざわざ自ららの手でゲームを崩壊させるようなことはないと考えますので、節度を守っているぶんには特に問題はないように思います。
最初の問題提起を受けて。
にんじん : エピローグの際に、該当者らへ注意はしましたか? しなければ不満は伝わらないと思います。あと、このへんの話題に関してはルールよりマナー寄りの問題だと考えます。
これはこの件においての、大変重要かつ、本質的な示唆であると思います。解説は後に。
にんじん : 「示し合わせて同じ村に参加するな」というように完全に禁止せよということでしょうか。慣れた人なら RP で中身はわかるでしょうし、結局デメリットしかないように思えますが。
これも、上項目と同様です。
にんじん : あと、参加希望を指定してまでの示し合わせは当然やるべきではありませんが、そこまでルールを曲解して他の人の抗議にも耳を貸さない実例はありましたか?
これについては、このページの作成者的にはやや懐疑的な立場です。確かに、現状において参加者のモラルのおかげで大きな問題が発生していないのも事実ですし、人狼は紳士協定によって成立するゲームですから、性善説においてその通りです。
しかし、悪意を持った人間に対して無力なのは仕方ないとしても、なにより、「これは良くないことだ」との明確な共通認識がユーザー側に生成されぬままだと、明確な悪意なしでも、なあなあ、或いは流されてグレーゾーンの行為を行ってしまうユーザーが出る恐れはあり、その兆候はすでに存在すると私は認識しています。
にんじん : 「示し合わせ行為の完全禁止派」が多数派になったら対処を考えます。
一連の発言として、にんじん氏は行為自体をマナー的に善でないとはしつつも、人狼BBSがルールでがんじがらめになることを嫌い、PLの紳士協定、自浄努力に期待しているように思えます。
その意を汲み、ルールでガチガチの空間にしてしまわないためにも、この問題からの完全禁止などが現実になってしまわないよう、私たちは今まで以上に考える必要があるでしょう。
にんじん氏の見解は、この問題の本質的な部分を既に突いています。
なぜなら、万一、事前のやり取りで役職まで認知しているような状態、つまり悪意による示し合わせがあった場合、それは、もはやルール的な領域であり、ゲームが成り立たなくなる恐れがあるため、参加している村の情報を、別の場所でやりとりしないで下さい。により処理される禁止行為です。つまりマナー以前の問題であるのです。
よって、悪意を持ち合わせての示し合わせがあった場合は、分けて考えることが必要です。それ故に、
「マナー寄りの問題」
という表現なのだと、私たちは解釈するべきではないでしょうか? そちらに別方向の反則が適用される以上、示し合わせ参加における固有の問題があるとすれば、別の部分にあるはずです。
では、役職希望のやり取りをしない前提では、示し合わせ参加には、ゲームにおいてどのような不利益を他のプレイヤーに与えるのでしょうか?
公式掲示板で話に上ったもののひとつに、中の人を推測することで、その癖などから職業や白黒が判定できはしないか、というものがありました。これは、
などの推理を指すでしょう。これらは、それが真実か単なる思い込みであったかを問わず、メタ推理の観点上、そのような推測をされたという時点で、問題がないとは言えません。
しかしながら、意図せず癖がばれてしまうようなことは、誘い合わせが無い通常の村でも発生することはあります。
メタ推理を表に出すことが禁止されている以上、それを誰も口にはしないでしょうが、そのことは抜本的に防ぐことは不可能です。
ですので、結局は中の人が安易にばれないことを心がけ、ばれた場合も態度から職業を推察されるような行為を厳に気をつける……という、ごくごく基本的で当たり前な、通常の参加でも当然守っているべき、示し合わせ以前のマナー、モラルの問題なのです。
また、示し合わせを肯定する例ではありませんが、PLにモラルがあるならば、示し合わせた者同士であっても、いつも以上に気をつけることで、心理的に無警戒な通常時よりも、中の人がばれにくい態度、RPをするはずであり、結果的な問題が起こらないこともあり得ないことではありません。
よって、示し合わせ参加にイコールとして、示し合わせた者が著しく有利になる、と結びつけることはできません。
これが、ルール上規制するほどの措置には至らず、マナー面での解決をにんじん氏が促す要因だと思いますし、この前提は共通認識として理解していただきたく思います。
但し、述べてきたように、それもあくまで中の人バレを防止するユーザーモラルが維持された状態での話です。それに対する配慮が欠けたPLが出てきたからこそ、それを問題として取り上げる人間が現れたということでもあります。
そのための注意喚起、ライン引きこそが、このページの策定目的であるのです。
また、他に挙げられた主なデメリットとしては、
なども指摘されました。
他人を不快にさせない、メタ情報の禁止などの各事項を考慮し、以下に問題点の列挙と、それに対して、マナー上で気をつけているべき各項目を提案します。
にんじん氏の見解も既にありますので、
ここを示し合わせが許されるか否かの議論の場にはしないでください。
それをしたい場合、別のページを作って行ってください。
完全には避け得ない不可避の事象として扱い、どのようなマナー上のガイドラインが必要なのか、建設的な視点で議論していただければと思います。
注:現時点(4/25)の内容は、すべてページ作成者ひとりの視点において書き込まれたものであり、プレイヤー全体の総意はまだ反映されていません。より完成度の高い内容にするためにも、皆さんの知恵をお貸しください。
何せ私たちは人間です。会話の中でうっかり漏らすことがない、などと言い切ることは出来ません。また、自分では漏らしいてないつもりでも、相手が鋭かった場合、察せられている可能性は常にあります。
示し合わせ情報を有する際は、普段以上に進行中の村について、示し合わせた相手との情報の遣り取りをしないよう、些細な言動にも気をつけましょう。
これは、マナーというより、最重要事項の禁止行為です。
初参加者は村人希望であるため、それを知っていてはメタ項目の情報入手に近く、これもマナーというより禁止行為に近い行為です。
心配だからと初参加者を安易に教え導くのは、人狼BBSにおいては優しさでも何でもありません。それらは、一村終わった後、いくらでもエピで指導してあげてください。
○○村の経験はあるが、○○ルールの村には初めて参加…も同様です。
F国とC国間において発生しやすいので、くれぐれも注意してください。F国で百戦していようと、C国が初めてなら村人希望になります。
これも言うまでもありません。ここがしっかりしていることが何より大切ですし、ここができない、守れないPLが出たことで、今回の議論につながったのですから。
もちろん、努力にも限界はありますし、中の人を推測されてしまうことは通常でもあることです。役職を知らなければ、即致命的にはならないですし、過剰に恐れて萎縮までする必要はありません。
しかし、義務ではありませんが、心構え、努力目標であると理解し必ず実行しましょう。
フェアプレイの観点から言えば、やはり事前情報を有する参加行為は歓迎されませんし、誤解を招く可能性(疑いを晴らす完全証明は不可能です)、不慮の事故、他の人の感情などを考えれば、極力やらない方が良いのは当然です。ただし、完全に防いでしまうのもまた悲しいものです。
冒頭の例に出したように、たまたま会話中に村が空いてたからそこに入ろうという流れになった…などから、「引退企画の身内村を主催するほどは望まないが、しばらく人狼を離れる親友と最後の対戦をしたい…」など、決してマナーだけで割り切れない私情が割り込むこともあるでしょう。
但し、いかなる事情であれ、示し合わせを全肯定できるような事情などは、一切存在しないことは理解しましょう。ルール的にグレーな行為であることは同じです。
一緒に遊びたかっただけ、のような事情を完全否定するわけではありません。しかし、判明した際、あるいはそれを疑われた際に、他人から快く思われない可能性は留意しておいてください。示し合わせとは、そういうリスクもある、マナー的にグレーの側に属する行為である、との自覚を持つことが必要です。毎回毎回続けることはお勧めできません。
*この件に関しては、下記項目の、親しい人とのカスタム村の薦め、も合わせて参照してみてください
やむを得ず実行したはずのあなた、その相手。その両者のモラルに依存し、そして参加者全員の良心に甘えて実行するのです。意図的、非意図的を問わず、示し合わせ状況になってしまった場合はその意識を持ち、他の参加者に対する誠意、そして感謝の念を大切にしてください。
これは、二人がいいなら三人でも…などと思われる方もいるかもしれませんし、逆に二人ならいいのか、などと間違った解釈をされる恐れもある項目です。しかし上記項目とも関連し、どこかで線引きし、触れずにもいられぬ事象です。
この項目が厳しいと思われる方が居るかもしれません。ただ、よく思い出してみてください。
あなたが始めて参加した日のこと。何のつながりも無いあなたを、仲間として迎えてくれた人たちのこと。そして、人狼の大前提、自分の席は、他に参加したいはずの他人の席を使って参加したものであること…。
親しい人と一緒に遊びたい気持ちは、人としては当然です。
ただ、複数で誘い合わせができるぐらい人狼を経験したならば、あなたにはもう、沢山の繋がりがあるはずです。三人以上の友人と一緒に人狼をやりたいぐらいなら、それらの人々と誘い合わせて、再戦村やカスタム村を作ってみるのはいかがでしょう?
幸い、このまとめサイト、そして、それらの企画で使われる人狼クローンの村は、独自企画に寛容であると言えます。カスタム村の中は、他の村とはルールは別扱いで、人狼本体のルールに縛られないゲームを行うことが可能です、細かい設定が出来るところもありますし、誘い合わせ参加のように、グレーに近い行為を行って他人に遠慮したプレイをせずとも、自由なルールでのびのびと仲間同士で村を楽しむことができます。
また、人数が足りないのなら、母体が身内村であることを明記し、独自ルールやRP演目を説明した上で、身内以外の参加者を募ることはマナー違反でも何でもありません。
それぞれのカスタム村の仕様は、人狼クローンリンク先の各ページをご覧ください。
紳士協定の観点からも、示し合わせがあった、ということ自体をエピで告げるのは恥ずかしいことではありませんし、それこそフェアプレイと思ってくれる人も居るでしょう。
しかし、示し合わせた人の間だけにしか通じない「感想戦」を長々と続けることは、その人たち以外には意味のない会話です。示し合わせに使用したはずの場所で、いくらでも相手との個人的な会話を述べることができるはずです。
勿論、独り言で密かに呟くぐらいは、誰も咎めたりはしないでしょうし、大抵の方はそのような話があっても、適当に流すか、話を合わせてくれはするでしょう。ただ、それは他の人の良心に甘えているだけです。
他人を不快にさせる可能性がある以上、安易な開陳は慎みましょう。
このマナーを守れず、このようなことが頻発し、無用の反感を買ってしまう事が増えると、最終的に示し合わせそのものが完全規制される恐れもあります。そのようなことが起こっては、肯定する人も否定する人も、すべての人間が悲しい思いをするだけでしょう。「否定派が大半になれば禁止」は、にんじん氏も示唆していますし、人狼BBSをルールでカチガチの堅苦しい場にしたくなければ、軽挙妄動は慎しみましょう。
先に述べたように、示し合わせを全肯定できるような事情などは存在しません。決して推奨ではない行為ですから、不特定多数の人が見る可能性のある場所(エピローグ、村や個人のまとめサイトなど)で、示し合わせ参加を促す、薦めるような行為、言動は慎みましょう。
上の項でも述べましたが、頻発するとモラルの崩壊を招きかねませんし、禁止事項?として規制されてしまう恐れもあるのです。プレイヤー自らが律することが大切です。
また、例え親しい友人といえど、示し合わせについてはやりたくない、と嫌がる人もいるでしょう。つまらないことで人間関係を壊さないためにも、相手が望みもしていないのに無理な欲求をすることは避けましょう。
以上は、問題点と感情的な妥協点を勘案し、肯定否定の双方から個人の視点でまとめたものですので、当然、不備、または過多もあるかと思われます、随時議論を募集しています。ただ、修正したい場合も、すぐに直接編集せず、できれば↓のコメント欄で議論を煮詰めた後に、正式変更として編集していただければと思います。
議論期間は約一ヶ月を予定し、その時点で大きな問題が発生していなければ、正式に用語集、マナーのページに誘導リンクを貼り付けたいと思います。
ただ、問題の性質上、示し合わせ参加ということすら知らない人にまで大々的に見せることは好ましいと思われないので、簡単な定義のみすこし触れ、示し合わせについて詳しくはこちら、的にこのページに誘導することでの処理を予定しています。投了や突然死、初心者COなどについても過去同じ形であったので問題はないとは思いますが、これらの方針についても他の意見があれば、ぜひご意見お願いいたします。
項目の追加、項目の削除の必要があると考えた場合、議論項目を↑の各項目と同じように、見出し+コメント記入欄の形式で追加してみてください。ただし、他のルール、マナーの項目で説明できている重複要素、あまりにも細かい事象などは避けてください。読むことすら面倒になるほどの項目列挙も避けるべきです。
↓過去ログにも皆さんの議論が展開されています。レスする前に、全て読んでから発言することを心がけ、既出ループはなるべく避けましょう。