オフ会当日を円滑に運営するために最も大切なのが事前準備、特に会場の確保(予約)です。
まとめサイト上で告知されているオフ会ともなれば、恐らくは最低でも10人近い人数が集まるものになるでしょう。そして、開催日は概ね土日祝日に絡んでくるでしょう。
そうなると、何をするにも会場の予約は必須となります。また、そのためには開催日が本決定している必要もあります。
早め早めに開催日の決定と会場予約を行うようにしましょう。
参加希望者の人たちはまとめサイト上のページに書かれている情報しか知り得ません。
日時や内容を決定するための投票箱の設置や集計作業、そして仮決定や本決定の告知、重要なお知らせ、などなど、とにかくまとめサイト上のオフ会のページをこまめに更新しましょう。
何らかの決定を下す場合、独裁者にはならないように気をつけながらも、共有者権限で手早く決めましょう。
ひとつひとつの決定に時間がかかりすぎると、円滑なオフ会の開催や運営に支障をきたす可能性もありますし、全参加者に負担もかかってきます。
また、何らかの決定を下す場合は、その決定が全参加者の最大公約数的なものとなるようこころがけましょう。
オフ会は共有者の私物などでは決してなく、参加者全員で一緒に作り上げていくものです。
予め投票期間を設定しておくか、さもなければ適度に票が集まった頃を見計らって集計作業を行いましょう。
集計作業をするタイミングの目安としては、他の参加者から「そろそろ決めちゃっていいんじゃない?」と言われるか言われないか、くらいだと思います。
一度でもオフ会に参加した経験がある方なら分かると思いますが、オフ会初参加というのはなかなかどうして緊張するものですし、色々と分からない事だらけです。
自分もかつてはそうだった事を思い出しながら、初参加者の方への心配りをできる限りしてあげましょう。
人狼BBSと同じように、オフ会も参加者全員が楽しむ事が大目的です。
もしあなたが開催日がいつになろうとも共有者をこなせる人であれば、まず最初に、まとめサイト上のオフ会のページに参加者リストを作ってしまいましょう。そして、共有者COをしてしまいましょう。
共有者がCOする事によって、他の参加希望者の人たちもオフ会の開催について本格的に考えはじめてくれます。
開催日が決まらないと共有者をこなせるかどうかが分からないのであれば、先に開催日を決定してしまう方が良いでしょう。
また、(大まかな)開催日を先に決定しておく事のメリットとして、事前に相応数の参加者の確保を見込みやすい、というものもあります。
なお、Wikiを編集できない人たちのために、参加者リストの直下に参加CO用のコメント欄を用意しておくと良いでしょう。
オフ会に参加したいと思っている人がいたとしても、具体的な開催日が決まらない限りはなかなか参加表明しづらいものです。
そこで、まとめサイト上のオフ会のページに投票箱やコメント欄を設置し、いち早く開催日の決定を行いましょう。
実際の決定に際しては、すぐにでも開催する場合を除き、まずは開催月の投票から行うと良いでしょう。
そして今度は、最も得票数の多かった開催月の中で、具体的に開催日をいつにするかの投票を行いましょう。
具体的な開催日については、土日祝日に絡める事が多くなると思います。
開催日の決定と同時進行&同様の手順で、会の内容(具体的に何をするか)も決めましょう。
ただし、会の内容に関しては、カード人狼と飲み会は最初からほぼ確定でも問題ないかも知れません。
何を考えるにも必要となってくるのが、参加者の人数の確定です。特に、会場の予約を行う際には必須となります。
ただし、早い段階で充分な人数が集まらない事態も考えられるため、人数の確定ができないと何もできない、などと考えてしまうのは問題があるかも知れません。
その都度の状況(人数)に応じて、柔軟に対応しましょう(予約人数の変更、会場自体の変更、などなど)。
基本的(かつ実際的)には、人数の確定と同時進行で、他の様々な事項についての決定を行っていく事になるかと思われます。
最初に述べたように、オフ会は何をするにも会場が必要です(少人数で喫茶店で喋るだけ、などであれば別ですが)。
特に、カード人狼をプレイするためには、そこそこ騒がしくしても周囲に迷惑がかからず、それなりにスペースがある場所が必要となります。
その条件を満たす場所としては、
などが考えられますが、予約なしに当日押しかけても、参加者全員が確実に入れる保証はありません(公共施設であれば予約なしでは絶対に入れません)。
ですので、コメント欄などで広く意見を募集するなどして、できるだけ早い段階で会場の選定と予約を行いましょう。
ただし、他の参加者頼みにせずに自ら率先して会場を探した方が、最終的には早く決定できるかも知れません。
会場の選定にあたっては、いくらなんでも10も20も候補が出てくるとは想像しにくいので、投票箱を設置するなどせず、共有者権限で明らかに一番良さそうな場所(具体的な判断基準の例は以下の通りです)に決定してしまっても良いでしょう。
また、実際に会場を予約するためには、概ね正確な参加者の人数の把握が必要となります。
会場自体の定員にさえ引っかからなければある程度の人数変更はきくでしょうから(オフ会前日の変更、などは相当厳しいかも知れませんが)、参加者の人数もなるべく早い段階で確定させておきましょう。
開催日や開催内容、そして会場の予約が概ね終わったら、当日のタイムテーブル(時間割)を作成しましょう。
上手なタイムテーブルの作成のコツとしては、集合から1次会、1次会から2次会、などの間の時間を余裕を持って設定しておく事が挙げられます。
参加人数が多くなればなるほど、移動の準備や実際の移動には予想以上に時間がかかるものです。
大体の目安としては、自分ひとりで行動する時の倍程度の時間、くらいに考えておくと良いでしょう。
集合場所は、極力誰にでも分かりやすく、行った事のない人でも迷いにくく、そしてあまり人ごみになっていない場所が望ましいでしょう。
…ですが、そんな都合の良い場所はそれほど存在しないのも事実ですので、基本的には駅改札付近で人の多くない場所、などとするのが良いかも知れません。
また、共有者は必ず、参加者の名簿(少なくとも全員の名前と参加予定時刻が書かれたもの)を用意しておきましょう。
それ以外にも、分かりやすい目印などを用意すると良いでしょう(下記参照)。
カード人狼にはいくつかの種類がありますが、人狼BBSオフ会にお勧めなのは「Lupus in Tabula(タブラの狼)」です(ルールが一番近いため)。
カード人狼はメビウス ゲームズやゲームストア・バネスト、プレイスペース広島などで購入可能で、1セットで概ね8〜20人くらいまでプレイ可能です(タブラの狼第1版は最大23人、第2版は最大25人)。
また、カード人狼セット以外にも、以下のものを用意しておくとスムーズにプレイする事ができるでしょう。
ただ、これら全てのものを共有者だけで用意するのはそれなりに骨も折れますし、出費もかさみます。できれば各参加者が持ち寄る形にするのが望ましいでしょう。
もし共有者が一括で購入する事になるのであれば、各参加者から必要経費を徴収すると良いでしょう。
また、共有者はカード人狼のルールについても事前に熟知しておく事が望ましいでしょう。
下記のリンクなどを参照し、GMとして行動できるようにしておくと良いと思われます。
人数が多いとなかなかまとまらないものです。
知り合い、顔見知り同士で喋っている人や、隅っこの方にいる人には声が届きにくかったりもしますし、盛り上がってくると共有者の声がかき消されてしまったりもします。
スケジュールを進行させる必要がある場合、ある程度の大声や拍手などで参加者の気を引きましょう。
また、今後の行動などに関する説明をする際は、全員の注意が集まって、なおかつ場が静かになってからにしましょう。
共有者は常に現在時刻と次の行動の予定時刻の事を頭の片隅に入れておくようにしましょう。
また、次の行動を開始する予定時刻の10分前くらいに全員にその旨を知らせ、5分前くらいには移動の準備を始めて貰うようにすると、スムーズに進行できます。
あまりに時間を気にしすぎるのも、かえって堅苦しい印象を与えてしまいかねません。
自分も含めた参加者全員がカリカリしない程度に、おおらかな気持ちで望みましょう。
また、あまりに堅苦しい事ばかり言ったり注意したり考えすぎたりしてしまうのも、場を盛り下げてしまう事になりかねません。
問題が起こらない程度には色々な事に気をつけつつ気を配りつつ、基本的にはのんびりとやりましょう。
最終的には参加者全員が楽しむ事が目的ですからね。
移動を開始する際には、トイレや買い物に行ってしまっている人に注意しましょう。
できれば、集合して出欠を確認する際に、「出歩く時は私に一声かけてからにしてくださいね」などと言っておくと良いでしょう。
また、あまりに大人数の場合は、移動前に全員で集合して名簿を片手に点呼を取ると良いでしょう。
集合場所から1次会会場、1次会会場から2次会会場などと移動する時は、はぐれてしまう人や迷子になってしまう人が出ないように気をつけましょう。
具体的には、共有者2人が先頭と最後尾を歩くようにすると良いでしょう。
また、歩くペースを一番遅い人に合わせる事、信号などで分断されてしまったら後続が追いつくまでは先に進まない事などがばらばらにならないためのコツです。
先頭を歩いている人は特に気をつけると良いでしょう。
参加者が多い場合、目印として旅行のツアーガイドさんが持っているような小さめの旗を用意しても良いでしょう。
会場を後にする前に、参加者の忘れ物がないかどうか会場を一通り見回して確認しましょう。
特に飲み会の後は要チェックです。案外物凄い勢いでお宝が発掘されたりもします(掘りごたつ的な場所が穴場です)。
会場を後にする前に係の人や店員の人に軽くお詫びやお礼などを言っておくと、今後もその会場や店を使いやすくなるかも知れません。
旅の恥はかきすて、などという態度は絶対に取らないようにしましょう。
オフ会終了後、参加者のWebサイトやBlog、まとめサイト上の個人ページやオフ会のページなどに様々なレポートが掲載されます。
ここで注意したいのが、「参加者の職業・年齢・性別・住所などの個人情報ならびに、それらを実質的に類推させる情報」の取り扱いです。
オフ会参加者が、他の参加者によるオフ会の情報公開によって、何らかの不利益を被る事がないようにしなければなりません。
…悲しい事ではありますが、特に女性の個人情報の取り扱いに関してはかなり注意が必要となってきます。
考えられる対処法としては、オフ会開催時に参加者全員に対して「個人情報の取り扱いには最大限に注意を払う」よう伝えたり、まとめサイト上のオフ会のページでその旨告知しておく事、などがあります。
ただし、本人の許可さえあれば、性別や大まかな年齢くらいは開示しても問題がないかとも思われますので、その辺りは臨機応変に。
ちなみに、「過去のオフ会に女性参加者がいて、その人がまた今回も参加していると分かったから私も参加しました」と仰る女性の方もいらっしゃいました。
ですので、これまた難しいところではありますが、「あまりこだわらない人」に対しては必要以上に気を使う事もないのかも知れません。
…とは言え、何も考えないで勝手にどんどん他の人の情報を公開してしまうのは問題外ですのでご注意あれ。
参加人数が多くなればなるほど、まとめサイト上などにおける結果報告ページを作るのは骨が折れるものです。
そこで、例えばカード人狼の結果を書くなどの場合、参加者全員に予め「皆さんにもカード人狼の感想をいくばくかなりとも書いていただきたいので、ゲームの内容に関するメモ書きなど、もしゲーム終了後に不要となる場合は回収させてください」とか、「(前略)ゲームの感想について、何らかの形でWeb上(まとめサイト上)にupしていただけますでしょうか」などとお願いしておくのも良いかも知れません。
なお、各ゲームの根本的な進行とその後のレポート作成の際には、GM用記録用紙?が役に立つと思われます。
オフ会共有者に最も必要な資質、というものがあるとするならば、それはきっと「オフ会をやりたい!」という熱意だと思います。
オフ会や何らかの会合の幹事などをやった事がなくても、基本的にはやる気さえあれば(そして他の参加者の方がからのフォローがあれば)何とでもなるものです。
オフ会は参加者全員で一緒に作り上げていくものなのですから。
人狼BBSまとめサイト上における各オフ会のページを見て「私もやりたい!」と思ったあなた。
また、各オフ会に実際に参加して「またやりたい!」と思ったあなた。
次はあなたの番ですよ。
…さあ、皆で楽しく盛り上がりましょう!